幸和製作所 テイコブ シプール(SICP02)
★約3.8kg・座面つき(座面耐荷重80kg)
- 近所の買い物・散歩が中心
- 電車やバスに持ち込むことがある
- コンパクトタイプのため、まとめ買いの荷物には不向き
約3.8kgと軽めのコンパクトタイプ。かごの大きさより「電車やバスに持ち込める軽さ」を取る人の第一候補です。疲れたら座面で一休みできます。
お店で並んでいると、シルバーカーと歩行車(歩行器)はほとんど同じに見えます。ところが役割はまったく別物で、シルバーカーは「荷物を運んで、途中で座って休む」ための道具、歩行車は「体を支えてもらって歩く」ための道具。取り違えると「体を預けたら前輪が浮いてヒヤッとした」ということも起きます。
先に結論
荷物運びと途中の休憩ならシルバーカー、体の支えが要るなら歩行車(歩行器)。制度上も別物で、歩行車は介護保険のレンタル対象、シルバーカーは対象外(自費購入)ですが、そのぶん手続きなしで買ってすぐ使い始められます。 → 親はどっち?を確認する
いちばん分かりやすい見分け方はハンドルの形です。
| シルバーカー | 歩行車(歩行器) | |
|---|---|---|
| 役割 | 荷物を運ぶ・座って休む | 体を支えて歩行を助ける |
| ハンドル | 横一直線の「バー型」 | 体を囲む「コの字型」 |
| 体重を預ける | ×(構造上想定されていない) | ○(支える前提の造り) |
| 使う人 | 自分でしっかり歩ける人 | 支えがないと歩行が不安な人 |
| 介護保険レンタル | 対象外(自費購入) | 対象(自己負担1〜3割) |
シルバーカーはバー型ハンドルを「押して」歩き、かごに荷物を入れ、疲れたら座面に腰かけて休む——買い物のお供です。歩行車はコの字型のハンドルが体を囲み、フレームに体重を預けながら歩ける造りになっています。ここが根本の違いです。
判断の軸は「体を支える必要があるか」の1点です。杖をついていても頻繁にふらつく・体重を強く預けないと歩けない、といった様子が出てきたら、シルバーカーではなく歩行車を検討する段階です。杖からの切り替えサインはT字杖と4点杖の見分け方で詳しく書いています。
※実際にどちらが合うかは体の状態によります。迷う場合は、担当のケアマネジャーや福祉用具専門相談員に歩く様子を見てもらってから決めてください。
「ふらつくけど、とりあえず安いシルバーカーで」——この選び方がいちばん危ないパターンです。体を支える必要があるなら、遠回りに見えても歩行車(次の章のとおりレンタルで試せます)から検討してください。
制度上、この2つははっきり分かれています。
不便な話に聞こえますが、裏を返せばシルバーカーは認定も手続きも不要で、買ってすぐ使い始められるということ。「まだ介護保険のお世話になる段階ではないけれど、外出がおっくうになってきた」——そんな親にちょうどいい道具です。
なお、体を支える必要が出てきた場合の歩行車は、購入よりレンタルが基本です(歩行車はレンタルのみ。車輪の付かない歩行器=制度上の「歩行器(歩行車を除く)」は、2024年度からレンタルと購入を選べます)。まだ認定を受けていない場合の進め方は親の介護のはじめ方にまとめています。
自費購入になるぶん、シルバーカーは選択肢が豊富です。ここではよく選ばれているものを2つだけ(スペックはメーカー・販売ページの公表値。編集部による実機テストは行っていません)。
★約3.8kg・座面つき(座面耐荷重80kg)
約3.8kgと軽めのコンパクトタイプ。かごの大きさより「電車やバスに持ち込める軽さ」を取る人の第一候補です。疲れたら座面で一休みできます。
★約5.4kg・座面つき・大容量
かごが大きめのスタンダードタイプ。約5.4kgと重めなぶん押していてぐらつきにくく、スーパーへの往復が日課の親に合いやすいタイプです(体を預ける道具ではない点はどのシルバーカーも共通です)。
※価格・仕様は変動します。最新の金額・在庫・色は各販売ページでご確認ください(参照日:2026-07-05)。
「座って休める」ことを最優先にした選び方は、座れるシルバーカーの選び方で詳しく扱っています。歩行車が必要そうな段階なら、購入前に切り替えのサインを確認してみてください。
「歩けるか」ではなく「支えが要るか」で決めます。ときどきでもふらつくなら、荷物運び用のシルバーカーで支えるのは構造的に無理があり、歩行車の出番です。
借りられません。シルバーカーは自立して歩ける人向けの用品という位置づけで、介護保険の福祉用具貸与の対象外です。そのかわり認定や手続きなしで、自費ですぐ購入できます。
抵抗を感じる方は多いです。ただ、杖で支えきれない状態のまま無理を続けるほうが、転倒の危険は大きくなるおそれがあります。歩行車は要支援・要介護の認定があれば介護保険レンタルで試せます(認定前なら事業者の自費レンタルという手もあります)。「合わなければ返せばいい」くらいの気持ちで一度相談してみてください。
平らな場所でブレーキをかけてから座ってください。ブレーキなしで腰かけると、車体が動いて転倒につながることがあります。座面の耐荷重(シプールなら80kg)も先に確認を。