親がまだ歩けるうちの紙パンツ(パンツ型おむつ)の選び方
自分で上げ下ろしできるうちに、袋のどこを見るか
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「トイレには自分で行けるのに、ときどき間に合わない」「布の尿もれパンツでは足りなくなってきた」。そう思ってドラッグストアの介護用品の棚の前に立つと、紙パンツだけでも多くの種類が並んでいます。2回分、4回分、うす型、長時間、パッド併用。この記事は、まだ自分で歩いてトイレへ行けて、自分で上げ下ろしもできる方の紙パンツ(パンツ型おむつ・リハビリパンツ)を選ぶときに、袋と商品ページのどこを見ればよいかだけを扱います。排泄ケアの段階の全体像、月の費用、制度の詳しい話は「親の排泄ケア、何から始める?」に分けてあります。実物レビューではなく、メーカー公式ページ・販売ページ・公的機関の資料を整理したものです(価格は2026年10月10日時点の販売ページの表示)。
先に結論
基本は日中はうす型、夜は吸収量の多いものです。ただ、日中でも通院や外出で何時間も替えられない日は、吸収量の多いほうを選ぶ考え方もあります。分かれ目は時間帯ではなく「次に替えられるまでの間隔」です。
吸収量より先に見るのは、本人が自分で上げ下ろしできるか(ウエストの伸び、前後の目印、横を破って外せるか)。パッドを足すなら「紙パンツ用」を1枚にして、重ねません。そして大袋を買う前に、少量パックかお試し品で一度試します。同じMサイズでも、商品ごとに形が違うからです。 → 3製品の比較表を見る
この記事で比べる3つ(すべてユニ・チャーム ライフリー)
紙パンツが合う段階かを確かめる
「親の排泄ケア、何から始める?」では、排泄ケアの道具を4つの段階に分けています。紙パンツ(パンツ型)はそのうちの段階3で、「トイレへは行けるが間に合わない。自分で上げ下ろしできるうちはこの段階で足りる」という位置づけです(4段階の見分け方)。この記事は、その段階3の中で、どの紙パンツを選ぶかだけを掘り下げます。
布製の尿もれパンツでは足りなくなったら
布製の尿もれパンツ(吸水パンツ)は、見た目が普通の下着に近く、洗って繰り返し使えます。下着を汚す日が続く、1回のもれで布の吸水量を超えてズボンまで濡れる、という状態になってきたら、紙パンツを考える時期です。布製の吸水量の見方と、どこまで布製で対応できるかは「尿もれパンツ(吸水パンツ)の選び方」で扱っています。
テープ型を考えるのは、寝た姿勢で替えることが増えたとき
ユニ・チャーム ライフリーの公式ページ「大人用おむつ選びのアドバイス」は、歩ける・立てる・座れる方にはパンツタイプ、寝て過ごす事が多い方にはテープ止めタイプを目安にしています。介助があれば歩ける方に向けて作られたパンツ型もあり、この記事の比較表に入れた「ライフリー 長時間あんしんうす型パンツ」も、公式ページの対象は「介助があれば歩ける方」です。
立っていられる間は、家族が上げ下ろしを手伝ってもパンツ型を続ける人が多く、寝た姿勢で替えることが増えたらテープ型を考える段階(「親の排泄ケア、何から始める?」でいう段階4)です。あくまで目安なので、本人の様子でどちらにするか迷うときは、担当のケアマネジャーや訪問の介護職に相談してかまいません。
回数が急に増えた・急に間に合わなくなったときは、道具より先に受診を
トイレの回数が急に増えた、これまで間に合っていたのに急に間に合わなくなった、という変化があれば、紙パンツを選ぶ前に泌尿器科や主治医へ相談してください。治療で変わるものがあることや、誰に相談するかは、「親の排泄ケア、何から始める?」の受診の節にまとめています。
「◯回分」の吸収量表示の読み方
紙パンツの袋でまず目に入るのが「2回分」「4回分」という表示です。この数字には読み方のコツが2つあります。
主要メーカーは1回150mlで換算、測り方は各社独自
「1回」を何mlとして数えているかは、主要メーカーが公式ページに書いています。ユニ・チャーム(ライフリー)は「1回の排尿量150mlとして(当社測定方法によるものです)」、大王製紙(アテント)は「1回の排尿量150mlとして。大王製紙測定方法による。」、花王(リリーフ)は「回数は1回の排尿量150mlとして算出(当社測定法によるものです)」。リブドゥ(リフレ)も、楽天のメーカー直営ページで1回を150mlとしています。
数字は同じ150mlでも、どの社も「当社の測定方法による」と添えています。測り方がそろっていない以上、A社の4回分とB社の4回分が同じ量を吸えるとは限りません。回数で比べるなら、同じメーカーの製品どうしで比べてください。もう1つ、150mlは各社が公表している目安で、本人の1回の量とは別のものです。「4回分だから4回もつ」とは読めません。この読み方はおむつの漏れ対策の記事と同じ結論です。
「2回分」でも、2回目は吸収が遅くなる
岩手県立県民生活センターの商品テスト(令和7年度)によると、「約2回分(1回150ml)」と表示されたパンツ型などに、着色した食塩水を150ml垂らしたところ、テストした6品とも漏れずに吸収しましたが、ほとんどの品で30分後も表面に濡れが残っていました。4時間後にもう150mlを垂らすと吸収が遅くなり、10分たっても液が表面に残って、液がなくなるまで30〜60分かかったそうです。
同センターは、表示回数が複数回でも、1回排尿したらできるだけ取り替えるのがよいとしています。これは実験室の条件で、人が履いた状態で漏れたかどうかを調べたものではありません。それでも、「2回分」を「2回目の排尿まで替えなくてよい」という意味に取り違えないための材料にはなります。
薄さ・動きやすさ|日中用と長時間用の分かれ目
基本は、うす型を日中、吸収量の多いものを夜
「親の排泄ケア、何から始める?」では「薄型は日中、厚型は夜」を基本の使い分けにしています。日中に厚い物を使うと、ごわつきが気になって本人が履かなくなることがある、というのがその理由です。うす型をうたう製品には、腰まわりや股下を薄くしたとメーカーが説明している物があります。たとえばユニ・チャームは「超うす型下着感覚パンツ」について、腰まわりの厚みを約1/2にし、股下まですっきりさせた設計と説明しています(公式ページの注記は「当社製品比。腰周りの厚さについて。」で、比べた相手はユニ・チャーム自身の製品です。製品全体の厚みの話ではありません)。
分かれ目は「次に替えられるまでの間隔」
花王リリーフの公式ページは、吸収量の多いおむつを「尿量が多く、頻繁に交換できないときや夜間・一晩中使用するとき」に勧めています。夜に吸収量の多いほうを使うのは、寝ている間は替えられないからで、夜という時間帯そのものが理由ではありません。そう読むと、日中でも外出や通院で何時間も替えられない日は、吸収量の多いほうを選ぶ考え方もあります。
たとえば、家にいてトイレの近くで過ごす日は2回分のうす型、通院やデイサービスで長く家を空ける日は4回分、という分け方です。同じメーカーの2回分と4回分を1袋ずつ用意しておけば、回数の差をそのまま比べられます。比較表の①と②は、この組み合わせにしてあります。夜用の吸収量の多いパンツ型やパッドの比べ方は、漏れ対策の記事の比較表で扱っています。
自分で履けるか|伸び・前後の目印・脱がせやすさ
紙パンツを上げ下ろしするのが本人なら、吸収量より先にここを見ます。履きにくい物は、間に合わなかったときの着替えに手間取る原因になるうえ、本人が嫌がる理由にもなるからです。
まず、ウエストまわりの伸び方と、商品ページが上げ下げのしやすさをどう説明しているかを見ます。次に、履く姿勢です。立ったまま片足ずつ通すのが不安なら、座って両足を通してから立ち上がって引き上げる方法もあります。本人に合う履き方や姿勢は、担当のケアマネジャーや訪問の介護職、リハビリの専門職に相談してください。トイレで替えるなら、つかまれる手すりがあるかも見ておきます。
前後の目印は商品ごとに違う
岩手県立県民生活センターの同じテストでは、6品とも前後を見分ける表示はありましたが、方法は商品ごとにばらばらでした。内側に「うしろ」と印字した物、腰まわりの色付きのゴムがある側を後ろとする物、反対にその側を前とする物があったそうです。同センターは、慣れない商品に替えたときに前後を間違えるおそれがあると注意しています。銘柄を替えたときは、袋の説明を本人と一緒に見て、どこが前後の目印かを確かめておきます。
横を破って外せるかは、製品の説明で確認する
汚れたときに、足から抜かずに両脇を破って外せる紙パンツがあります。ユニ・チャームの公式ページでは、「超うす型下着感覚パンツ」の取り替え方に「そのまま脱ぐか、両端の貼り合わせ部分を破ってはずしてください」とあり、FAQでも両脇のサイドシール(縫い目)を破れば手を汚さずに脱げると案内しています。「長時間あんしんうす型パンツ」は、「ご本人でも破りやすい」とする縫い目(同社の呼び方で「らくらくステッチ」)を特長に挙げています。破りやすさや外し方は製品で違うので、ほかの製品を選ぶときは袋や公式ページの説明を見てください。
尿とりパッドとの組み合わせ方
紙パンツの中に尿とりパッドを入れておくと、汚れたときにパッドだけを替えられます。ライフリーの公式ページも、外側の紙パンツと内側のパッドを併用すると交換がしやすいと案内しています。ただ、製品によって前提が違うので、次の3点を確かめます。
紙パンツには「紙パンツ用」のパッドを
ライフリーの公式ページは「パンツタイプには“紙パンツ用尿とりパッド”がオススメ」とし、同社のQ&Aでは「紙パンツには組み立てる形の尿とりパッドは向いておりません」と案内しています。大王製紙アテントの公式ページも、パンツタイプにテープ止め用パッドを組み合わせると、すきまが生まれてそこから漏れると説明しています。買うときは、パッドの袋に「紙パンツ用」「パンツ用」とあるかを見てください。
パッドだけを替えられるのは、濡れたのがパッドだけのときです。パンツ本体まで濡れていたら、本体も替えます。
パッドは重ねない
量が足りないと、手元のパッドを2枚重ねたくなります。ライフリーのQ&Aは、パッドの裏面には防水性シートが貼られているので「重ねても吸収量はアップしません」とし、重ねた段差の隙間から尿がもれる可能性や、ムレがかぶれの原因になる場合があることも挙げています。アテントの公式ページも「パッドを重ね付けしても、吸収量は変わりません」としています。量が足りないときは、枚数を増やさずに、吸収回数の多いパッドかパンツに替えてください。
パッドを足さない前提の製品もある
すべての紙パンツがパッドを足す前提ではありません。たとえばユニ・チャームの「ライフリー 尿とりパッドなしでも 長時間安心パンツ」は、公式ページで「尿とりパッドなしでも、長時間安心できる紙パンツです」と説明されています(おしっこ7回分)。パッドを足す前提の製品なら紙パンツ用のパッドを入れて、汚れたらパッドを替える使い方ができます。パッド不要をうたう製品もあるので、組み合わせる前に袋の表示を確認してください。紙パンツの上に布の下着を重ねるかどうかは、メーカーや公的機関が示している目安が見つからなかったので、この記事では扱いません。布の下着にパッドを付ける使い方は尿もれパンツの記事の範囲です。
男女・サイズの選び方
パンツ型はウエストで選ぶ
花王リリーフの公式ページは「パンツタイプは『ウエスト』、テープタイプは『ヒップ』のサイズに合わせましょう」としています。本人が着脱する場合について、ライフリーの公式ページは、ひとまわり大きめのほうが上げ下げしやすい場合もあるものの、大きすぎるとモレにつながる可能性があるとして、ぴったりのサイズを勧めています。逆に小さすぎる物も合いません。テクノエイド協会の福祉用具ヒヤリハット事例(Case 107)に、体格に対して小さいパンツタイプを無理に使い、腰を締めつけて皮膚がむけそうになった例があります。
サイズ表は製品ごとに違うので、この記事では共通のサイズ表を載せません。ウエストの測り方の手順は漏れ対策の記事のサイズの章にあります。
男女兼用か専用か
この記事の比較表に入れた3製品は、どれも公式ページで「男女兼用」と表示されています。パンツと組み合わせるパッドも、男女兼用かどうかを袋の表示で確認してください。男性・女性で当て方がどう違うかは、漏れ対策の記事の男女の節で扱っています。
大袋の前に、少量パックかお試し品で試す
岩手県立県民生活センターのテストでは、表示サイズが同じ(MやM〜L)パンツタイプでも、ウエスト・足ぐり・総丈などの寸法は商品ごとに違っていました。同センターは、大人用紙おむつの多くはウエストサイズしか表示されておらず、表示サイズだけで体に合う物を見つけるのは難しいとしています。そのうえで、入数が多いぶん合わなかったときに無駄になりやすいので、単価が高くてもお試し用があれば先に買って試し、普段使う商品を選ぶとよい、と助言しています。同センターが比べた価格では、お試し用(2枚入り)は通常品の1枚あたり約2倍でした(2025年度、盛岡市内で購入した価格)。
たとえば「ライフリー 超うす型下着感覚パンツ 2回」は、公式ページの入数表記でMとLに2枚入りがあります。ユニ・チャームダイレクトショップ楽天市場店では、M 2枚入りのお試し品が264円(1枚132円)、同じMの24枚入りが2,090円(1枚約87円)でした(いずれも税込・送料別、2026年10月10日時点。1枚あたりは編集部が表示価格を入数で割った値)。1枚あたりは約1.5倍になりますが、24枚が合わずに残るより安く済みます。
試すときに見るのは、本人が自分で上げ下ろしできたか、前後の目印をすぐ見分けられたか、ウエストがきつい・ゆるいと言わないか、ズボンの上から目立つのを気にしないか、の4点です。「親の排泄ケア、何から始める?」の段階別の物リストにも、大袋の前に少量パックで試す理由をまとめてあります。
3つの紙パンツ・パッドを比較
ここまでの選び方の順に、①日中のうす型、②替えられない時間が長い日の長時間用、③①②に足す紙パンツ用パッド、の3つを並べました。3つともユニ・チャーム(ライフリー)の製品です(理由は「◯回分」の節のとおり、メーカーが違うと回数を単純に比べられないため)。価格は、カードのボタンのリンク先であるユニ・チャームダイレクトショップ楽天市場店に表示されていた値です。
| 製品名 | タイプ | 吸収回数の表示 | 公式ページの対象 | 確認したサイズ | 両脇を破って外す(公式の記載) | 少量の入数(公式の入数表記) | 入数 | 価格(税込) | 1枚あたり |
①ライフリー 超うす型下着感覚パンツ 2回 M ユニ・チャーム | 紙パンツ(うす型) | おしっこ2回分 | 一人で外出できる方 | M:ウエスト60〜85cm (S〜LLの4サイズ) | あり (取り替え方・FAQ) | M・Lに2枚入り | 24枚 | 2,090円 送料別 | 約87円 |
②ライフリー 長時間あんしんうす型パンツ M ユニ・チャーム | 紙パンツ(長時間) | 排尿4回分 | 介助があれば歩ける方 | M:ウエスト60〜85cm (S〜LLの4サイズ) | 「ご本人でも破りやすい」縫い目 (らくらくステッチ) | なし (Mは20枚・30枚) | 30枚 | 2,860円 送料別 | 約95円 |
③ライフリー ズレずに安心 紙パンツ用尿とりパッド 2回吸収 ユニ・チャーム | 紙パンツ用の尿とりパッド | おしっこ2回分 | 一人で歩ける方・介助があれば歩ける方・立てる方・座れる方 (紙パンツ専用) | 巾16×長さ45.5cm | — (パッドのため対象外) | なし (最少36枚) | 52枚 | 1,903円 送料別 | 約37円 |
①日中のうす型
🩲
家で過ごす日の紙パンツ:ライフリー 超うす型下着感覚パンツ 2回 M 24枚
2,090円(税込・送料別、ユニ・チャームダイレクトショップ楽天市場店、2026年10月10日時点)/1枚あたり約87円
向いている方- 一人で外出でき、トイレの近くで過ごす時間が長い
- 厚いとズボンの下で目立つのを気にする
気になる点- おしっこ2回分なので、何時間も替えられない日には足りないことがある
- 楽天のこの商品ページのレビューは3件(平均4.67)と少ない
公式ページの対象は「一人で外出できる方」で、腰まわりの厚みは自社製品比で約1/2。公式ページは、両脇のサイドシールを破って外す方法も案内しています。M・Lには2枚入りもあるので、先に2枚入りで履き心地を確かめてから、24枚入りを買うこともできます。
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②長時間用
🕒
通院・外出で替えられない日に:ライフリー 長時間あんしんうす型パンツ M 30枚
2,860円(税込・送料別、ユニ・チャームダイレクトショップ楽天市場店、2026年10月10日時点)/1枚あたり約95円
向いている方- 介助があれば歩ける、または外出先で何時間も替えられない日がある
- 汚れたときに両脇を破って外したい
気になる点- 楽天のこの商品ページのレビューは1件(評価5)で、判断材料としては少ない
- 1枚あたりは①より高い(約95円と約87円)。すぐ替えられる日にまで②を選ぶ必要はない
公式ページの対象は「介助があれば歩ける方」で、吸収量の表示は排尿4回分、男女兼用です。公式ページは「ご本人でも破りやすい」とする縫い目(らくらくステッチ)を特長に挙げています。同じメーカーの①と回数をそのまま比べられるので、家の日は①、長く出かける日は②という分け方がしやすい組み合わせです。
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③紙パンツ用パッド
🧻
①②の中に入れて替える:ライフリー ズレずに安心 紙パンツ用尿とりパッド 2回吸収 52枚
1,903円(税込・送料別、ユニ・チャームダイレクトショップ楽天市場店、2026年10月10日時点)/1枚あたり約37円
向いている方- 濡れたときにパッドだけを替えて、紙パンツの交換回数を減らしたい
- 上げ下げでパッドがずれるのが気になる(メーカーは、ズレ止めテープで紙パンツに付き、丸まらないのでパッドを直す必要がないと説明)
気になる点- 紙パンツ専用で、テープ止めタイプのおむつに入れる物ではない
- パッド不要をうたうパンツと組み合わせる必要はない。パンツ本体まで濡れたら本体ごと替える
公式ページでは「紙パンツ専用の『尿とりパッド』です」とされ、前後のズレ止めテープで紙パンツに付けます。ズレ止めシールが肌に直接つかないように、という注意書きがあります。量が足りないと感じても2枚重ねにはせず、吸収回数の多い物へ替えてください。楽天のこの商品ページのレビューは11件(平均5.0)。
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お金と制度のこと
介護保険で使える福祉用具は、種目が国の告示・通知で決まっています。在宅で使う紙パンツ(パンツ型の紙おむつ)は、貸与・購入・住宅改修のどの種目にも入っていないため、介護保険の給付の対象外(自費)です。在宅である限り、要支援・要介護の度合いによって変わる話でもありません。施設やショートステイを利用している間のおむつの扱いは、利用先に確認してください。一方で、ポータブルトイレ(腰掛便座)のように購入費の支給対象になる種目はあります(ポータブルトイレの選び方)。
紙おむつの給付は、福祉用具の貸与・購入のような全国共通の介護保険の給付ではなく、市区町村ごとに行う事業です。対象になる要介護度や所得の要件も、金額も、市区町村で違います。国は縮小の方針を示しているので、いまも続いているか、対象になるかは、親が住む市区町村の高齢者福祉の窓口で確認してください。
紙おむつ代の医療費控除は、傷病によりおおむね6か月以上寝たきりで医師の治療を受けている方を前提にした制度で、自分で歩ける間は当てはまらないことが多いです。詳しくは介護費の医療費控除の記事と、「親の排泄ケア、何から始める?」の制度の章を見てください。
介護保険・自治体の給付・医療費控除の章を見る
よくある質問
リハビリパンツとパンツ型おむつは同じですか?
メーカーや売り場によって「リハビリパンツ」「パンツ型おむつ」「紙パンツ」「パンツタイプ」と呼び方が違い、どれも下着のように上げ下ろしする紙製のパンツを指して使われています。この記事では同じものとして扱っています。洗って繰り返し使う布製の尿もれパンツ(吸水パンツ)とは別のものなので、そちらは尿もれパンツの選び方を見てください。
何回分を選べばいいですか?
次に替えられるまでの間隔で決めます。家にいてすぐ替えられる日は回数の少ないうす型、通院や外出で何時間も替えられない日は回数の多いものです。回数の数え方はメーカーごとに違うので、同じメーカーの製品どうしで比べてください(詳しくは「◯回分」の節)。
パッドは何枚重ねていいですか?
重ねません。メーカー(ユニ・チャーム、大王製紙)は、重ねても吸収量は増えず、すき間から漏れる原因になりうると案内しています。量が足りないときは枚数を増やさず、吸収回数の多いパッドかパンツに替えてください。
男女兼用でいいですか?
この記事の比較表に入れた3製品は、どれも公式ページで男女兼用と表示されています。ほかの製品や、中に入れるパッドは、男女兼用かどうかを袋の表示で確認してください。男女で当て方がどう違うかは、漏れ対策の記事で扱っています。
夜も日中と同じパンツでいいですか?
夜は替えられない時間が長いので、基本は日中より吸収量の多いものにします。パッドを足して使う方法と、パッドを足さず1枚で使う夜用のパンツ型を選ぶ方法があります。夜だけ漏れる場合の原因の見分け方と、夜用の比べ方はおむつの漏れ対策の記事にまとめています。寝具まで濡れるのが心配なら、防水シーツも併せて用意しておきます。
この記事の根拠とした資料(出典と参照日)