帰省したら実家で見るところ|チェックリスト(印刷用PDFつき)
年末年始やお盆に実家へ帰る方に。全部でなくても、見られるところから
久しぶりに実家へ帰ると、家の中や親の様子の小さな変化に気づきやすくなります。ただ、何を見ればいいかを決めておかないと、気になったことを確かめないまま帰ってくることになります。
このページは、親ケアナビの記事で扱っている「帰省したときに見るところ」を、場所と項目ごとに1枚にまとめたチェックリストです(42項目)。当てはまった項目には、対策と相談先を書いた記事を付けています。帰省の前に印刷できるPDFもあります。
先に結論
- 1回の帰省で全部見なくてよい。玄関・廊下・寝室の7か所は10分ほどで見られる
- 見るのは前回の帰省からの変化。一つだけで判断せず、いくつ重なるかを見る
- 当てはまった項目は、リンク先の記事で対策と相談先を確かめる
- お金と書類は金額でなく置き場所を、1回に1項目ずつ聞く
- 重なる項目が多いときは、親が住む市区町村の地域包括支援センターへ
玄関・廊下・寝室|転びやすい場所
家の中で転びやすい場所を、玄関から寝室まで順に見ます。この7か所は、10分ほどで見られます。
当てはまったら:「実家の転びやすい場所7つと、帰省時10分チェックリスト」で、場所ごとの対策と費用の目安を見る。
体と暮らしの変化|前回の帰省と比べる
見るのは「前回の帰省のときからの変化」です。一つだけで判断せず、いくつ重なっているかを見ます。
当てはまったら:「親が弱ってきたかも(フレイル)」で、変化ごとの相談先と次に読む記事を見る。
台所と火の元
コンロの安全装置と、住宅用火災警報器が今も働くかを見ます。
当てはまったら:「親の火の消し忘れ対策」で、消し忘れへの備えと道具の比べ方を見る。
薬|飲み忘れ・二重に飲んでいないか
本人の記憶ではなく、薬の袋と残りの数で確かめます。
当てはまったら:「親が薬を飲み忘れる・二重に飲む」で、薬局と主治医に相談できることと道具の選び方を見る。
電話|詐欺の電話への備え
固定電話の設定と、怪しい電話があったときの連絡先を確かめます。
当てはまったら:「実家の固定電話の詐欺電話対策」で、通信会社のサービスと防犯電話機の選び方を見る。
寒さ|入浴の前
冬の帰省では、居間と脱衣所の温度の差を測ります。住んでいる本人は寒さに慣れていて、気づいていないことがあります。
当てはまったら:「実家の脱衣所が寒い」で、脱衣所に置く暖房の選び方と置き場所の注意を見る。
お金と書類の置き場所|聞いておくこと
聞くのは金額ではなく「置き場所」です。1回の帰省で全部聞かず、1項目ずつで十分です。
当てはまったら:「親が元気なうちに聞いておくこと」で、なぜそれが要るのかと、責める形にしない切り出し方を見る。
運転|車に乗る方の場合
同乗したときと、車を見たときに確かめます。
当てはまったら:「親に運転をやめてほしいとき」で、切り出し方の順番と、すぐ返納しない選択肢を見る。
印刷用のPDF
同じ42項目を、印刷して書き込めるA4のPDFにしました。帰省の前に印刷して、気づいたことを横に書いておくと、次の帰省のときに比べられます。
当てはまる項目が多かったら
親が住んでいる市区町村の地域包括支援センターに相談できます。介護保険の申請の前でも相談でき、帰省で気づいたことをそのまま伝えれば、次に何をすればいいかを一緒に考えてもらえます。
最初の電話の仕方と、要介護認定の流れは「親の介護は何から始める?最初の電話と要介護認定の手続き」で説明しています。
体の変化が続いているときは、かかりつけ医にも伝えてください。すでに介護保険のサービスを使っているなら、担当のケアマネジャーに伝えます。
よくある質問
1回の帰省で全部見る必要はありますか?
ありません。玄関・廊下・寝室の7か所は10分ほどで見られるので、まずそこから始め、残りは次の帰省に回してかまいません。お金と書類の置き場所は、1回に1項目ずつ聞けば十分です。
当てはまる項目がいくつもあったら、どこに相談すればいいですか?
親が住んでいる市区町村の地域包括支援センターに相談できます。体の変化が続いているときは、かかりつけ医にも伝えてください。介護保険のサービスをすでに使っているなら、担当のケアマネジャーに、帰省で気づいたことをそのまま伝えます。
親に「調べられている」と嫌がられたらどうすればいいですか?
チェックリストを親に見せる必要はありません。一緒に家の中を歩きながら、気づいたことを後で書き込む形で十分です。お金の話は、責める形にせず「何かあったときに困らないように」と伝えます。
切り出し方は「親が元気なうちに聞いておくこと」で説明しています。