親の食が細くなったら|栄養補助食品(ドリンク・ゼリー・粉末)の選び方と成分表示の見方
帰省して、痩せた・食べる量が減ったと気づいた人へ
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帰省したら親の顔がひと回り小さく見えた。茶碗のごはんが半分残っている。そう気づいて、通販で何か送れないかと探し始めた人に向けた記事です。少ない量でエネルギーやたんぱく質をとれるように作られた飲み物・ゼリー・粉末はたくさん売られていますが、容量も表示のしかたもばらばらで、並べても比べにくいのが実情です。ここでは1個(1本・1杯)あたりのエネルギーとたんぱく質で比べる方法、形の違い、パッケージに書かれた区分の読み方を順に説明し、最後にゼリー・ドリンク・粉末を1つずつ挙げます。編集部で食べ比べた記事ではなく、消費者庁・厚生労働省・メーカーが公開している情報を整理した記事です(価格は2026年9月28日時点の各販売ページの表示)。栄養補助食品を食事の中でどう位置づけるか、持病があるときの考え方は親の食事が心配になったら(食べる量が減ったとき)に書いたので、ここでは繰り返しません。
先に結論
半年で2〜3kg以上痩せた、またはBMIが18.5を下回っているなら、何を買うかより先にかかりつけ医か地域包括支援センターへ相談してください。食べる量が減った理由が病気や口の中にあるなら、食品を足しても理由は残ります。
選ぶときは、パッケージの数字を1個(1本)あたりのエネルギーとたんぱく質にそろえて比べます。「100mlあたり」の表示は、容量を掛けて1本分に直してから並べます。
飲むのがつらそうならゼリー、そもそも量を増やせないなら粉末をいつもの料理に混ぜる、という分け方が出発点です。まとめ買いの前に少量や何種類かの味が入った箱で試し、1日にどれだけとるかは医師・管理栄養士の指示に合わせます。 → 3タイプの比較表を見る
先に確かめたいこと:痩せてきたサイン
栄養補助食品を選ぶ前に、1つだけ確かめておきたいことがあります。体重が、どれくらいの期間で、どれだけ減ったかです。病気や薬、噛みにくさが原因なら、食品を足すだけでは解決しません。
基本チェックリストにある2つの目安
厚生労働省が介護予防のために作った「基本チェックリスト」には、栄養について尋ねる設問が2つあります。
- 「6ヵ月間で2~3kg以上の体重減少がありましたか」という問い。
- 身長と体重を書き込んでBMIを出す欄。注記に「BMI(=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))が18.5未満の場合に該当とする」とあります。
これは、当てはまったら低栄養だと決めるための表ではありません。相談を考えるきっかけになる目安の一つ、という位置づけです。帰省したときに体重計に乗ってもらい、半年前の数字(健康診断の結果や通院先で測った記録など)と比べられると、相談先に伝わりやすくなります。
相談先はかかりつけ医と地域包括支援センター
どちらかに当てはまったら、まずかかりつけ医に相談してください。要介護認定を受けていなければ実家のある地域の地域包括支援センター、受けていれば担当のケアマネジャーにも伝えます。伝えるときは「食が細い」で止めず、「半年で3kg減った」「朝ごはんを半分残す」のように、数字と場面で話すと相手が動きやすくなります。誰が何を判断するかの一覧は親の食事が心配になったら(相談先の地図)にまとめました。
入れ歯が合わない、口の中が痛むといった理由で箸が進まないこともあります。入れ歯の手入れや口の中の様子の見方は入れ歯の洗い方と口の中の手入れで扱っています。
成分表示の見方:1個あたりのエネルギーとたんぱく質
栄養補助食品は、1個の大きさがまちまちです。66gのゼリー、125mlのカップ、200mlの紙パック、5gずつすくう粉。大きさの違うものを比べるには、口に入る1回分(1個・1本・1杯)あたりのエネルギーとたんぱく質にそろえます。
「100mlあたり」と「1本あたり」を取り違えない
栄養成分表示は、1個あたりで書く商品と、100mlあたり・100gあたりで書く商品があります。たとえば明治メイバランス2.0の製品ページは100mlあたりの表示で、エネルギー200kcal・たんぱく質6.8gです。1本は200mlなので、1本飲むと400kcal・たんぱく質13.6gになります。一方、明治メイバランス ソフトJellyは1個(125ml)あたりの表示で200kcal・たんぱく質7.5gです。表示の数字は同じ200kcalでも、1回分に直すと2倍の開きがあります。
| 商品 | 表示の単位 | 表示の値 | 1回分に直すと |
| 明治メイバランス2.0 | 100mlあたり | 200kcal/たんぱく質6.8g | 1本200mlで400kcal/13.6g |
| 明治メイバランス ソフトJelly | 1個(125ml)あたり | 200kcal/たんぱく質7.5g | そのまま(1個で200kcal/7.5g) |
| アイソカル ゼリー ハイカロリー | 1個(66g)あたり | 150kcal/たんぱく質3.0g | そのまま(1個で150kcal/3.0g) |
| エンジョイプロテイン | 5gあたり(ほかに100gあたりのたんぱく質) | 19kcal/たんぱく質4.5g 100gあたりたんぱく質90.0g | 大さじすりきり1杯(約5g)で19kcal/4.5g |
粉末の「100gあたりたんぱく質90.0g」は大きな数字に見えますが、実際にすくう1杯は約5gなので、1杯でとれるたんぱく質は4.5gです。粉末は1杯あたりで読むと、ほかの形と並べられます。
食塩相当量と、1回で食べきれる量も見る
エネルギーとたんぱく質の次に見るのが食塩相当量です。メイバランス2.0は100mlあたり0.41gなので1本では0.82g、メイバランス ソフトJellyは1個0.33gと表示されています。持病で塩分・水分・たんぱく質の量に指示が出ているなら、足す前に主治医か管理栄養士に確認してください。この考え方は「親の食事が心配になったら」の食べる量が減ったときの章にあります。
もう1つは、1回で食べきれる量かどうか。66gと200mlでは、同じ「1個」でも口に運ぶ回数がまるで違います。1個を2回に分けるなら、開封後の扱いを確かめておきます。アイソカル ゼリー ハイカロリーは「開封後は冷蔵し、すみやかにご使用ください」、エンジョイMCTゼリー200は「開封後に全量使用しない場合には、直ちに冷蔵庫に保管し、その日のうちに使用してください」とメーカーが書いています。
形の違い:ドリンク・ゼリー・粉末
形は、本人がどうやって口に入れられるかで決めます。飲めるのか、スプーンなら進むのか、いつもの食事なら食べているのか。見るのはこの3つです。
ドリンク:少ない量で入るが、甘さや口に残る感じが合わない人もいる
飲み物のタイプは、1本でまとまったエネルギーをとれるように作られたものが多く、メイバランス2.0なら200mlで400kcalです。ストローで飲めて、冷蔵庫がなくても置いておける(常温保存できるとメーカーが書いている)商品もあります。
ただ、味の好みははっきり分かれます。メイバランスをほぼ全種類飲んだという個人のnoteには、「正直甘すぎて進まなかった」「液体の喉に張り付く感じが苦手」という感想が書かれていました。1人の感想なので誰にでも当てはまるわけではありませんが、甘さや口に残る感じが合わない人もいる、という例の一つです。飲み物で止まってしまったら、次に挙げるゼリーや粉末が候補になります。
ゼリー:コップで飲むのがつらそうな方の候補
スプーンで口に運ぶので、コップから飲むのがつらそうな方の候補になります。1個は66g〜125gほどと小さく、食後のデザートの位置に置けます。アイソカル ゼリー ハイカロリーは、食べるときの温度の目安を10〜45℃とメーカーが示しています。
ただし、むせることがある、飲み込むときに時間がかかるといった様子があるなら、形を選ぶ前に主治医へ相談してください。とろみをつけるよう言われているならとろみ剤の使い方を、食べているうちに体が傾いてくるなら食べる姿勢の整え方を先に見ておくと、食品選びとは別の手が打てます。
粉末:いつもの料理や飲み物に混ぜる
そもそも量を増やせない方には、いつもの食事に混ぜてたんぱく質を上乗せする粉末があります。森永乳業クリニコはエンジョイプロテインの食べ方を「調理中に混ぜたり、調理後にふりかけて」と説明し、注意として「医師・栄養士等のご指導に従って使用してください」「熱湯に混ぜたり、高温での調理は避けてください」と書いています。「本品を一度に多量に加えると、溶け残ることがあります」という注意もあります。
小分けの包装がよければ、明治メイプロテインは1包6.3gで、1包あたり23kcal・たんぱく質5.0gです。どちらもエネルギーは1杯・1包あたり20kcal前後なので、足したいのがエネルギーなのか、たんぱく質なのかで、ゼリー・ドリンクとの向き不向きが分かれます。
食品の区分:一般の食品・特別用途食品・処方の栄養剤
同じ棚に並んでいても、制度の上では3つに分かれます。一般の食品、消費者庁の許可を受けた特別用途食品、そして医師が処方する医薬品の栄養剤です。
特別用途食品は「特別の用途」の表示を国が許可したもの
消費者庁は特別用途食品を「乳児の発育や、妊産婦、授乳婦、えん下困難者、病者などの健康の保持・回復などに適するという特別の用途について表示を行う食品」と説明しています。この表示をするには、健康増進法第43条第1項により消費者庁長官の許可が必要で、許可にあたっては国の審査を受けます。主な区分は次のとおりです。
- 乳児用調製乳
- 病者用食品(低たんぱく質食品、アレルゲン除去食品、無乳糖食品、総合栄養食品、糖尿病用組合せ食品、腎臓病用組合せ食品、経口補水液など)
- えん下困難者用食品(とろみ調整用食品もこの中にあります)
許可されているのは、その「特別の用途」についての表示です。許可マークがついているから体によく効く、という意味ではありません。見分け方は、パッケージに消費者庁の許可マークと区分名が表示されているかどうかです。
総合栄養食品と、えん下困難者用食品
病者用食品の一つである総合栄養食品について、消費者庁のリーフレットは「食事として摂取すべき栄養素をバランスよく配合した食品」で、疾患などで通常の食事から十分な栄養をとるのが難しい人に適した食品だと説明しています。あわせて「医師、管理栄養士等と相談し、指導に従って使用することが適当です」「多く摂取することによって疾病が治癒するものではありません」とも書かれています。
えん下困難者用食品の例が、下のカードで挙げるアイソカル ゼリー ハイカロリーです。消費者庁の許可品一覧には「えん下困難者用食品(許可基準Ⅱ)」として載っていて(令和4年8月19日許可、第2022003号、12製品)、許可を受けた表示は「本品は、誤嚥防止を目的としたえん下困難者に適した食品です。」となっています。メーカーは「医師、歯科医師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士等の指導を受けてご使用ください」と記載しています。
比較表に載せたほかの商品のうち、エンジョイMCTゼリー200、エンジョイプロテイン、メイプロテインは許可品一覧に載っていないため、この記事では一般の食品(栄養調整食品など)として扱っています。メイバランス ソフトJellyとメイバランス2.0については、一覧の総合栄養食品に「明治メイバランス(7製品)」という項目はあるものの、どの7製品なのかが一覧から読み取れないため、この記事では区分を判定していません。許可の有無は商品や時期で変わるので、買うときはパッケージの許可マークと区分名で確かめてください。
医師が処方する経腸栄養剤は、通販で選んで買う食品とは別のもの
エンシュア・リキッドなどの「栄養保持を目的とした医薬品」は、医師が処方する医薬品です。通販で選んで買う食品とは別のものです。令和8年度の診療報酬改定で、入院していない患者への処方は、①手術後の患者、②経管で栄養補給をしている患者、③必要な栄養を食事からとるのが難しいなどの理由で医師が投与を必要と判断した患者のいずれかについて、その旨や理由を処方箋とレセプト(診療報酬明細書)に書いた場合に保険給付の対象とする、と見直されました。
厚生労働省の資料が対象として挙げている医薬品(令和8年3月現在)は、イノラス配合経腸用液、エネーボ配合経腸用液、エンシュア・H、エンシュア・リキッド、ツインラインNF配合経腸用液、ラコールNF配合経腸用液です。処方で出るかどうかは主治医が判断することで、家族が通販の食品と見比べて決めるものではありません。
続けるための段取り
届いた箱が冷蔵庫の横で積まれたまま、ということは珍しくありません。買う前に、どこに置いて、いつ出すかまで決めておきます。
1日のどこに入れるか、冷やすか常温か
1日に何個・何本とるかは、医師・管理栄養士の指示が優先です。量は家族が決めるものではありません。家族が決められるのは、置き場所と出す時間です。食事のあとのデザートの位置に置くのか、食の進まない朝に出すのか。本人の生活のどこに入れるかを先に決めておくと、残り方で合う・合わないが見えてきます。
保存方法は商品で違います。メイバランス2.0とメイバランス ソフトJellyは「常温で保存できますが、直射日光を避け、凍結するおそれのない場所に保存してください」、エンジョイMCTゼリー200は「室温で保存できますが、おいしさや品質を保つために冷暗所での保管をおすすめします」とメーカーが書いています。粉末のエンジョイプロテインは、固まることがあるので冷蔵庫での保管は避けるよう書かれています。親が一人暮らしの実家では、冷蔵庫の出し入れが増えないものを選ぶと続けやすくなります。
エンジョイMCTゼリー200のメーカーは「本品は、1回に召し上がる量が多いとおなかがゆるくなることがあります。初めて召し上がる場合は1個から徐々に増やすようにしてください」とも書いています。ほかの商品でも、とり始めの量や増やし方は、主治医や管理栄養士に確かめてから決めてください。
まとめ買いの前に、少量やいろいろな味で試す
本人が「これにする」と選んだものでも、残ることはあります。Yahoo!知恵袋には、親と毎日一緒に買い物に行っているという子の側の投稿で、「本人も『それにする』と納得して買うのですが、半分くらいしか食べない場合があり」「栄養があるものより、嗜好品(甘い物)ばかり選びます」という悩みが寄せられていました。個人の体験で一般化はできませんが、選んだから食べるとは限らない、というのはこの種の買い物でつまずきやすい点です。
24個入りの箱が届いてから味が合わないと分かると、残りの23個の行き場がなくなります。先に紹介した「正直甘すぎて進まなかった」という感想のように、味は飲んだり食べたりしてみるまで分かりません。1個ずつ買える店で試したり、メイバランス ソフトJellyのバラエティBOXのように、何種類かの味が入った箱から始めたりすると、残った味で好みが分かります。何を残したかをメモしておくと、次の注文で迷いません。
スプーンが持ちにくくてゼリーが進まない、カップのふたが開けられないといった、道具の側に理由があることもあります。持ちやすいスプーンや器は自助食器とスプーン・箸の選び方にまとめています。
定期便は、回数と解約条件を先に確認
通販の定期便は届け忘れがなく便利ですが、申し込む前に何回続ける約束なのか、いつまでに言えば止められるのかを確認してください。国民生活センターによると、65歳以上が契約当事者の消費生活相談は2025年度に330,497件で、前年度から約2万5,800件増えました。上位には、定期購入に関係する「化粧品」「健康食品」「医薬品類」が挙がっています。
6商品の比較表と、ゼリー・ドリンク・粉末の3つ
ここまでの見方で、ゼリー3つ・ドリンク1つ・粉末2つを並べました。エネルギー・たんぱく質・保存方法は各メーカーの公式ページの表示、価格は2026年9月28日時点で各楽天市場店の商品ページに表示されていた税込価格で、1個あたりは「税込価格 ÷ 入数」を編集部で計算した値です。実物を食べ比べたものではありません。
| 商品(メーカー) | 形 | 容量×入数 | 1個あたり エネルギー | 1個あたり たんぱく質 | 保存(メーカー記載) | 税込価格 | 1個あたり |
アイソカル ゼリー ハイカロリー コーヒー味 ネスレ/えん下困難者用食品 | ゼリー | 66g×24個 | 150kcal | 3.0g | 開封後は冷蔵 | 3,768円 | 約157円 |
メイバランス ソフトJelly バラエティBOX 明治 | ゼリー | 125ml×24個 (4種×6個) | 200kcal | 7.5g | 常温保存可 | 6,186円 | 約258円 |
エンジョイMCTゼリー200 あずき味 森永乳業クリニコ | ゼリー | 72g×24個 | 200kcal | 4.0g | 室温可(冷暗所をすすめる) | 5,734円 | 約239円 |
メイバランス2.0 明治/病院・施設向け | ドリンク | 200ml×24パック | 400kcal | 13.6g | 常温保存可 | 9,682円 | 約403円 |
エンジョイプロテイン 森永乳業クリニコ | 粉末 | 220g (1杯約5g) | 19kcal (1杯) | 4.5g (1杯) | 冷蔵庫での保管は避ける | 3,564円 | 約81円 (1杯) |
メイプロテイン 明治 | 粉末 | 6.3g×14包 | 23kcal (1包) | 5.0g (1包) | 常温で保存 | 1,630円 取寄商品 | 約116円 (1包) |
表から読み取れることを2つ挙げます。1つは、ゼリーでも1個あたりのたんぱく質に2倍以上の開きがあることです(3.0g〜7.5g)。エネルギーだけを見て選ぶと、この差を見落とします。もう1つは、粉末はエネルギーがほとんど増えない代わりに、1杯あたりの値段が低いことです。どれを選ぶかは、飲めるか、スプーンなら進むか、いつもの食事に混ぜられるかという本人の食べ方に合わせ、そのうえでエネルギーとたんぱく質のどちらを足したいかで絞ります。
ゼリー
🍮
スプーンで食べる:アイソカル ゼリー ハイカロリー コーヒー味 66g×24個
1個150kcal・たんぱく質3.0g/1個あたり約157円(税込3,768円)
向いている方- コップで飲むより、スプーンで口に運ぶほうが進む
- 一度にたくさんは入らないので、小さい1個から始めたい
気になる点- たんぱく質は1個3.0gで、表のゼリーの中では少なめ
- このセットはコーヒー味だけの24個。味が合うか分からないうちは数が多い
ネスレの製品で、消費者庁の特別用途食品 許可品一覧に「えん下困難者用食品(許可基準Ⅱ)」として載っています(令和4年8月19日許可、第2022003号)。許可を受けた表示は「本品は、誤嚥防止を目的としたえん下困難者に適した食品です。」となっています。メーカーは「医師、歯科医師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士等の指導を受けてご使用ください」と記載しています。えん下困難者向けとして許可を受けた食品なので、選ぶ前に一度、主治医や管理栄養士に相談してください。公式ページによると、味は12種類あります。1個あたりの価格は約157円で、表のほかのゼリー2つ(約239円・約258円)より低めですが、1個の量とエネルギー(66g・150kcal)も少なめです。
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ドリンク
🥤
1本で多くとる:明治メイバランス2.0 200ml×24パック
1本400kcal・たんぱく質13.6g/1本あたり約403円(税込9,682円)
向いている方- 食べ物は進まないが、飲み物なら口にする
- 主治医や管理栄養士から、とる量の指示を受けている
気になる点- メーカーは病院・施設向け商品としていて、店頭では扱っていない
- 1本で400kcalと濃い。1日に何本飲むかは自分たちで決めない
明治の製品ページでは、カテゴリは「流動食」、名称は「栄養調整流動食品」で、「【病院・施設向け商品】この商品は病院・施設向け商品のため、店頭では取り扱っておりません。」と明記されています。表示は100mlあたり200kcal・たんぱく質6.8gなので、1本(200ml)では400kcal・13.6gです。1本で400kcalと濃いので、1日にどれだけ飲むかは主治医・管理栄養士に確かめてから始めてください。常温で保存できるとメーカーが書いています。同じ明治の125mlの「メイバランスMini」は「親の食事が心配になったら」で取り上げています。
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粉末
🥄
いつもの料理に混ぜる:エンジョイプロテイン 220g
大さじすりきり1杯(約5g)19kcal・たんぱく質4.5g/1杯あたり約81円(税込3,564円)
向いている方- 量は増やせないが、いつもの食事は口にしている
- 食べ慣れた飲み物や料理があり、そこに混ぜられる
気になる点- エネルギーは1杯19kcal。エネルギーを足したいならゼリーやドリンクと組み合わせる
- 熱湯に混ぜる、高温で調理するのは避ける(メーカー記載)
森永乳業クリニコの粉末で、たんぱく質は100gあたり90.0g、大さじすりきり1杯(約5g)で4.5gです。メーカーは食べ方を「調理中に混ぜたり、調理後にふりかけて」と説明し、注意として「医師・栄養士等のご指導に従って使用してください」「熱湯に混ぜたり、高温での調理は避けてください」と書いています。冷蔵庫での保管も避けるよう記載があります。1杯ずつ小分けされたものがよければ、明治メイプロテイン(6.3g×14包、1包23kcal・たんぱく質5.0g)も比較表に載せました。
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介護保険・医療保険は使えるか
介護保険:福祉用具の対象種目に入っていない
栄養補助食品や経腸栄養剤は、介護保険の福祉用具貸与の対象種目にも、特定福祉用具販売の対象種目にも挙がっていません。購入費は原則として自己負担です。市区町村が独自に助成をしているかどうかは地域によって違うので、実家のある地域の地域包括支援センターか、市区町村の高齢者福祉の窓口で確認してください。
栄養の相談については、要介護・要支援の認定を受けていて通院が難しい場合などに、医師の指示にもとづいて管理栄養士が自宅を訪問する介護保険のサービス(居宅療養管理指導)があります。当てはまるかどうかはかかりつけ医と担当のケアマネジャーに確認してください。詳しくは「親の食事が心配になったら」の相談先の地図の章にあります。
医療保険:処方の栄養剤は条件つき。当てはまるかは主治医へ
医師が処方する栄養保持を目的とした医薬品は、上の食品の区分の章で書いたとおり、令和8年度の改定で、入院していない患者については、①手術後、②経管で栄養補給をしている、③必要な栄養を食事からとるのが難しいなどで医師が投与を必要と判断した、のいずれかに当たり、その旨や理由を処方箋とレセプトに書いた場合に保険給付の対象とする形になりました。条件に当てはまるかどうかは主治医が判断します。家族ができるのは、体重の変化や食べた量を主治医に伝えることです。
要介護認定をまだ受けていない場合の進め方は「親の介護は何から始める?」にまとめています。
よくある質問
栄養補助食品を食事の代わりにしてもいいですか?
この記事では選び方だけを扱っていて、食事の中での位置づけは「親の食事が心配になったら」にまとめています。基本は足りない分を埋める補助です。食事を置き換える使い方を考えているなら、主治医か管理栄養士に相談してからにしてください。消費者庁も総合栄養食品について「医師、管理栄養士等と相談し、指導に従って使用することが適当です」と書いています。
糖尿病や腎臓病があっても飲めますか?
持病で食事の指示が出ているなら、足す前に主治医か管理栄養士に確認してください。エネルギー・たんぱく質・食塩の量は商品によって大きく違い、指示の内容とぶつかることがあります。確認するときは、候補の商品の栄養成分表示(1個あたりの数字)を見せると話が早く進みます。
1日に何本(何個)とればいいですか?
何本・何個が適量かは人によって違い、医師や管理栄養士が体の状態を見て決めます。メーカーによっては、初めてのときは1個から少しずつ増やすよう書いているものもあります(エンジョイMCTゼリー200)。ご家庭で先に量を決めず、体重の変化と食べている量を記録してかかりつけ医に伝えると、相談がスムーズになります。
甘くて飲んでくれません。どうすればいいですか?
形を変えるのが1つの手です。飲み物で止まるならゼリー、甘いもの自体が進まないなら、味のほとんどない粉末をいつもの料理に混ぜる方法があります。メイバランスを飲み比べた個人のnoteにも「正直甘すぎて進まなかった」という感想があり、味の好みは人によって分かれます。まとめ買いの前に、少量や何種類かの味が入った箱で試してください。
病院で出る栄養剤と、通販の栄養補助食品は何が違いますか?
エンシュア・リキッドなどは医師が処方する医薬品で、通販で選んで買う食品とは別のものです。令和8年度の診療報酬改定で、入院していない患者への処方は、①手術後、②経管で栄養補給をしている、③必要な栄養を食事からとるのが難しいなどで医師が投与を必要と判断した、のいずれかに当たり、その旨や理由を処方箋とレセプトに書いた場合に保険給付の対象とする形になりました。処方で出るかどうかは主治医が判断します。
この記事の根拠とした主な情報源