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親とビデオ通話する端末の選び方電話の声だけでは、顔色も部屋の様子も分からないと感じている方に
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電話の声は元気そうでも、顔色や部屋の様子までは分からない。そこでビデオ通話を始めようとすると、親はスマホに自信がない、まだガラケーのまま、画面に触るのが苦手、といったところで話が止まりがちです。この記事では、ビデオ通話に使える端末を4つ に分け、親の今の状態に合わせた選び方と、親が自分で着信に出られるようにする設定、帰省のときに始めておくことを順に説明します。機種の機能はメーカー・キャリアの公式ページに書かれている範囲で書き、編集部が実機を試した感想は入れていません。
先に結論
端末は、親が今使っている物 と、着信に自分で出られるか の2点で決めます。今スマホを使えているなら、端末は替えずにアプリと設定から始められることが多いです。ガラケーから替えるならシニア向けスマホ、画面を大きくしたいならタブレット(実家にWi-Fiがあるかを先に確認)が候補です。
通話アプリは家族がすでに使っているもの に合わせます。自分から操作するのが難しい方には、機種と設定によっては家族側から呼び出せる画面付きスマートスピーカーや、見守りカメラの通話機能もありますが、本人の了承が前提 です。帰省のときに設定と練習を始め、離れてからも決まった時間にかけて続けます。 → 4つの端末の比較を見る
この記事で取り上げる端末3つ(見守りカメラは別の記事で比較)
この記事でわかること
ビデオ通話の端末は4つに分かれる
買ってから気づきやすい3つのこと
親の状態で選ぶ
通話アプリは家族側に合わせる
親が自分で出られるようにする設定
帰省のときに始めること・離れてからの困りごと
費用のめやす|本体と月額を分けて考える
比較表と、取り上げた3つ
介護保険は使える?
よくある質問
ビデオ通話の端末は4つに分かれる
親の側に置く端末は、シニア向けスマホ、タブレット、画面付きスマートスピーカー、見守りカメラの4つに分けて考えると整理しやすくなります。違いが大きいのは、着信に出るとき親が何をする必要があるか と、どの回線で通信するか の2点です。
シニア向けスマホ
電話の延長で使えるのが利点です。携帯回線で通信するので、実家にWi-Fiがなくても通話できます。ドコモの「らくらくスマートフォン」シリーズのように、キャリアごとにシニア向けの機種が出ています。
例として、ワイモバイルの「かんたんスマホ」を公式ページの記載で見てみます。現行の「かんたんスマホ5」(型番A601ZT・ZTE製)は2026年6月4日発売で、画面は約6.3インチ、重さは約179g。ケータイ感覚で使える3つのボタンを備え、離れた家族が画面を操作して手伝う「家族サポート」と、迷惑電話対策の機能があります。ひとつ前の「かんたんスマホ4」(型番A402ZT)もZTE製で、2025年3月6日発売。約6.1インチ・約177gで、電話やメールの操作をワンタッチでできる3つのボタンと、「押すだけサポート」を備えています。押すだけサポートは、症状を選ぶとスマホの困りごとを自動で解決する機能として公式ページで説明されていて、解決できない場合は電話で相談できるとされています(ワイモバイルのオンラインストアでは、2026年10月23日の時点で「在庫なし」の表示でした)。
なお、かんたんスマホ4の「調子いいメール」は、親がその日最初にスマホを操作したときに家族へメールが届く機能で、ビデオ通話の機能ではありません。また、どちらの機種の公式ページにも、LINEやビデオ通話についての記載はありませんでした。使いたい通話アプリが入るかどうかは、購入前に販売店で確かめてください。
タブレット
画面が大きく、家族の顔も大きく映ります。一方で、タブレットにはWi-Fiモデルと、SIMを挿して携帯回線で通信できるモデルがあり、Wi-Fiモデルは実家にWi-Fiが必要です。たとえばLenovo Tab 10.1(ZAEH0063JP)はWi-Fiモデルのほか、LTE搭載モデルも選べると販売ページに書かれています。実家に回線がない場合の選択肢は「実家にネット回線がない|Wi-Fiなしで使える見守りの選択肢 」で扱っています。
Lenovo Tab 10.1の重さは約425gです。長く手に持って話すより、スタンドに立てて使う前提で考えたほうが続けやすくなります。
画面付きスマートスピーカー
声で操作できるスピーカーに、画面とカメラが付いたものです。Amazonの「Echo Show 5(第3世代)」は2023年に発表された機種で、5.5インチの画面と約2MPのカメラを持ち、ビデオ通話に対応しています。Echo Show 5は家のWi-Fiにつないで使う機種なので、実家の回線は先に確認してください。
画面付きスマートスピーカーの中には、家族側から呼び出すと、親が応答の操作をしなくても映像と音声がつながる機能 を持つ機種があります。ITmediaの紹介記事(2020年5月26日)は、Echo Showの「呼びかけ」を、相手が応答操作をしなくても接続できる機能として取り上げています。使うには、親側の機器で呼びかけてよい家族を許可しておく必要があり、対象の機種や条件はAmazonの公式ヘルプで確認してください。親が何もしなくても顔が映る仕組みなので、置く前に親本人の了承を得てください 。顔や部屋を見られることに抵抗がある方もいるので、無断で置くのは避けます。カメラ付きの機器をネットにつなぐ点では、総務省がネットワークカメラについて、パスワードの設定、ファームウェアの更新、使わない機能の無効化を呼びかけている(2025年12月23日)ことも参考になります。
見守りカメラの通話機能
見守りカメラにも、双方向で話せる機種があります。親は操作をせず、家族がスマホのアプリから映像を見て話しかける使い方です。ただし画面のない機種では、親の側から家族の顔は見えません 。画面の有無は機種ごとに販売ページで確認してください。ここでも、置く前に親本人の了承を得ることと、画面付きスマートスピーカーの項で触れた総務省の3点(パスワードの設定・ファームウェアの更新・使わない機能の無効化)の確認が前提になります。了承の取り方や置き場所は「見守りカメラはどこに置く? 」で、機種と月額は「見守りカメラの月額料金は必要? 」で説明しています。
4つを並べると
端末 親の操作 画面の大きさ 回線 着信に出る操作
シニア向けスマホ タッチとボタン 6インチ前後(例:かんたんスマホ5は約6.3インチ) 携帯回線(SIM) 要る
タブレット タッチ 機種による(例:Lenovo Tab 10.1は10.1インチ) Wi-Fiモデルは実家のWi-Fiが必要。LTEモデルはSIMで通信 要る
画面付きスマートスピーカー 声とタッチ 機種による(例:Echo Show 5は5.5インチ) 機種による(例:Echo Show 5はWi-Fi) 機種と設定によっては、家族側から呼び出すとつながる
見守りカメラ しない前提 機種による(画面のない機種では、親から家族の顔は見えない) 機種による 要らない(家族側から映像を見て話す)
買ってから気づきやすい3つのこと
端末を先に買ってしまうと、あとから使えないことに気づく場面があります。よく出てくるのは次の3つです。
実家に回線がない :Yahoo!知恵袋には、ガラケーを使っている実家の父にWi-FiモデルのiPadを買ったあとで、肝心の回線をまだ用意していないと書いた質問があります。Wi-Fiモデルを選ぶなら、実家の回線を先に確かめます。
使いたいアプリが入るとは限らない :2019年には、古いAndroid機種でLINEのサービスが終わり、その対象にドコモの「らくらくスマートフォン2」「3」なども含まれたと報じられました。新しい機種でも、通話アプリが使えるかは購入前に販売店で確認します。
着信画面の応答ボタンでつまずく :端末とアプリがそろっても、着信画面で応答ボタンを押すところでつまずく方がいます。知恵袋の別の質問者は「高齢の親はなかなか着信タッチに苦労します」と書いています(個人の投稿の例で、誰にでも当てはまる事実ではありません)。この操作は、帰省のときに一緒に練習しておきます。
親の状態で選ぶ
今スマホを使っている方
電話やメッセージを自分で使えているなら、端末を替えなくても始められることが多いです。家族が使っている通話アプリを入れ、着信に出る練習から始めます。知恵袋には、ガラケーの母に画面の大きい端末を持たせたい理由として、質問者のiPhone(4.8インチ)では文字が小さいと言われたことを挙げた質問もあります。スマホの画面が小さく感じるなら、スマホはそのままにして、ビデオ通話用にタブレットを足す方法もあります。
親がスマホを毎日持ち歩いて充電も続けられるなら、位置の共有にも使えることがあります。条件と注意は「親が一人で出かけて帰れなくなる前に 」で説明しています。
ガラケーから替える方
ドコモの3G(FOMA)とiモードは2026年3月31日に終了しました。ガラケーの中には4Gに対応した機種もあるので、今の機種がいつまで使えるかは、契約しているキャリアで確認してください。
替えるときの候補はシニア向けスマホです。かんたんスマホ4のように、電話やメールの操作をボタンで行える機種もあります。電話の操作を変えたくない場合は、ガラケーを電話用に残し、ビデオ通話用にタブレットや画面付きスマートスピーカーを足す方法も考えられます。
タッチ操作が苦手・目が見えにくい方
選ぶ側はつい画面の大きなタブレットを考えがちですが、画面が大きければよいとは限りません。重さや持ちやすさも一緒に見ます。タッチが苦手なら、電話やメールの操作をボタンで行えるシニア向けスマホや、声で操作できる画面付きスマートスピーカーが候補になります。タブレットを選ぶ場合は、スタンドに立てて置いたまま使えるようにしておくと、持つ・支える動作が減ります。
聞こえにくい方には、口元が見えるビデオ通話が助けになることがあります。話し方や電話の道具は「親の耳が遠くなったときの話し方 」にまとめています。
自分から操作するのが難しい方
練習を重ねても着信に出るのが難しい場合は、親が応答の操作をしない機器が選択肢になります。家族側から呼び出すとつながる機能を持つ画面付きスマートスピーカーや、見守りカメラの通話機能です。どちらも親が何もしなくても顔や部屋が映るので、本人の気持ちを確かめながら 、置く前に了承を得てください。あわせて、画面付きスマートスピーカーの項 で触れた総務省の3点も確認しておきます。認知機能の低下が気になる場合も同じで、突然の声や映像に戸惑う方もいます。合うかどうかは、ケアマネジャーや家族と様子を見ながら判断してください。
通話アプリは家族側に合わせる
アプリは、家族側がすでに使っているもの に合わせると、親の端末に入れるものが1つで済みます。国内で例に挙がりやすいのは、使う人の多いLINEと、iPhone・iPadに入っているFaceTimeです。
LINEで顔を見て話すには、親の端末にもLINEを入れ、家族とつながっておく必要があります。対応する端末やOSの条件は、LINEの公式ヘルプで確認してください。
FaceTimeは、AndroidやWindowsの端末からは、iPhone・iPad・Macの利用者が作ったリンクをブラウザで開いて参加する形になり、主催した側が受け入れるまで待つ必要があるとAppleのサポートページは案内しています。親の端末がAndroidなら、親から気軽にかけられる使い方にはなりにくい点を覚えておきます。
家族の中でiPhoneとAndroidが混ざっている場合は、全員が同じアプリを使えるかどうかで決めるのが現実的です。
親が自分で出られるようにする設定
設定の項目名や場所は機種によって違います。ここでは何を設定しておくかだけを書くので、手順は取扱説明書かメーカー・アプリの公式ヘルプで確認してください。
ホーム画面を絞る・文字と音量を大きく
使わないアプリはホーム画面から外し、通話に使うアプリを目につく位置に置きます。文字の大きさと着信音・通話の音量は、どの端末にも調整の設定があります。かんたんスマホのように、ボタンで電話などを起動できる機種なら、ボタンの役割を親と一緒に確かめておきます。
通話の相手を家族に絞る・知らない番号への備え
警察庁によると、2025年の特殊詐欺の認知件数は27,832件、被害額は約1,423.1億円でした(確定値)。親の端末の連絡先には家族と必要な相手だけを登録し、知らない番号からの着信への備えもしておきます。かんたんスマホ4・5の公式ページには、怪しい番号からの電話を画面表示で知らせる迷惑電話対策の機能が載っています。ただ、機能があるからといって詐欺の被害を防げると決まるわけではありません。ほかの機種の着信拒否などの設定は、機種とキャリアによって違うので公式の案内で確認してください。実家の固定電話の対策は「実家の固定電話の詐欺電話対策 」で扱っています。
国民生活センターは、パソコンで偽の警告画面が出て電話をかけさせる「サポート詐欺」について、表示された連絡先には電話しない、判断できないときは周りの人に相談する、と呼びかけています。画面に見慣れない表示が出たら、表示された番号には電話せず、まず家族に電話する、と親と決めておきます。
着信に気づく工夫と、決まった時間にかける
救急隊長の書き手がリベシティに書いた記事では、90歳で難聴の母が電話に出ない理由を、鳴っていることに気づかない、詐欺電話を警戒している、細かい操作を覚えられない、の3つに分けていました(一家庭の例です)。着信音を大きくし、端末はいつも座る場所の近くに置いておきます。かける時間を「毎日夕方6時」のように決めておくと、親はその時間に着信を待てます。出なかった日には、家族もすぐ気づけます。
決まった時間の通話は、ほかの確認にも使えます。たとえばカメラに映る位置にお薬カレンダーを掛けておく方法は「親が薬を飲み忘れる・二重に飲む 」で紹介しています。
帰省のときに始めること・離れてからの困りごと
設定と練習を一緒に始める
帰省のときは、端末の初期設定、通話アプリの準備、家族の連絡先の登録を済ませ、着信に出る練習を一緒に始めます。対面でしかできない設定もあります。かんたんスマホ5の「家族サポート」は、家族どうしが顔を合わせてQRコードを読み込んで登録する仕組みで、オンラインでは登録できないとソフトバンクのニュースサイトが説明しています。
練習は1回で覚えきれるとは限りません。帰ったあとも決まった時間にかけ、出る操作をくり返す機会をつくります。それでも操作を覚えるのが難しい方には、親が応答操作をしない機器 も選択肢になります。
充電場所とスタンド
NITE(製品評価技術基盤機構)に通知されたリチウムイオン電池搭載製品の事故は、2021〜2025年の5年間で2,140件ありました。製品別ではモバイルバッテリーが最も多くなっています(件数には、電池が原因と特定されていない事故も含みます)。東京消防庁管内では、リチウムイオン電池を搭載した製品から出た火災が令和7年に382件(速報値)で、製品別ではモバイルバッテリーが最も多く、次いでスマートフォンでした。同じ令和7年の状況別では、充電中が174件、充電していない待機中も143件ありました(東京消防庁管内・速報値)。
東京消防庁は、布団など熱がこもる場所での使用を避けること、指定された充電器を使うこと、膨らむ・充電できない・充電中に熱くなるといった異常があれば使うのをやめて販売店などに相談することを呼びかけています。この呼びかけを踏まえ、帰省のときに、布団など熱がこもる場所を避けた充電場所を親と決めておきます。タブレットなら、スタンドに立てたまま充電できるようにしておく方法もあります。
困ったときの相談先
離れてから「画面が変わった」「音が出ない」と言われても、電話口では画面の場所を説明しにくいものです。相談先を決めておくと、親も家族も慌てずに済みます。
契約や操作の困りごとは、契約しているキャリアの窓口やショップに相談できます。かんたんスマホ4の発売時には、専任オペレーターへの無料相談(受付9時〜20時)がソフトバンクから案内されていました。
携帯ショップのスマホ教室や、自治体が開くシニア向けスマホ教室もあります。開催の有無・内容・費用は地域と時期で違うので、親が住む市区町村とキャリアの窓口で確認してください。たとえば相模原市は、65歳以上の市民向けに無料のスマホ教室を開いていて、LINEの基本を扱う回もあります(2026年10月23日参照)。同市の案内では、総務省のデジタル活用支援推進事業は令和8年3月31日に終了したとされています。
契約や請求のトラブルは、最寄りの消費生活センターなどに相談できます。消費者ホットライン188は、最寄りの消費生活センター等を案内する全国共通の番号です。
兄弟で共有する
使っている通話アプリにグループ通話の機能があれば、兄弟がそれぞれの家から同時に参加できる場合があります。対応は各アプリの公式ヘルプで確認してください。集まれないときに電話やビデオ通話で短く話す形でも、役割や連絡の決め方は進められます。分担の決め方は「親の介護を兄弟で分担する 」で説明しています。
費用のめやす|本体と月額を分けて考える
ビデオ通話にかかるお金は、本体の価格 と毎月の通信費 に分けて考えます。端末によって、月額がどこにかかるかが違います。
端末 本体 毎月かかるもの
シニア向けスマホ 端末代 携帯の料金プラン(キャリア・プランで違う)
タブレット 端末代+必要ならスタンド Wi-Fiモデルは実家の回線代。LTEモデルはSIMの料金
画面付きスマートスピーカー 端末代 実家の回線代
見守りカメラ 端末代 実家の回線代+録画を残すなら有料プラン
この記事では端末の価格を書いていません。発売時の価格と今の販売価格が違うこと、同じ名前で世代や型番の違う商品が1つの販売ページに並んでいることがあるためです。購入前に、販売ページで型番・世代と価格を確かめてください。見守りカメラの有料プランの月額は「見守りカメラの月額料金は必要? 」で比べています。
ボタンを押すだけで家族とつながるテレビ電話の専用機もあります。月額の料金がかかるものもあるので、提供状況と契約条件は公式で確認してください。親の端末の通信費も、帰省の交通費などと並べて遠距離介護の費用として数えておくと、あとで兄弟と分担を決めるときの話が早くなります。考え方は「遠距離介護にかかるお金 」にあります。
比較表と、取り上げた3つ
役割が重ならないように、シニア向けスマホ・タブレット・画面付きスマートスピーカーから1つずつ取り上げました。見守りカメラは別の記事で比べているので、ここには入れていません。仕様はメーカー・キャリアの公式ページと販売ページの記載で、編集部による実機テストは行っていません。
タイプ(例) 画面 重さ 回線 着信に出る操作 毎月かかるもの
シニア向けスマホかんたんスマホ5(A601ZT)/かんたんスマホ4(A402ZT) 約6.3インチ/約6.1インチ 約179g/約177g 携帯回線 要る 携帯の料金プラン
タブレットLenovo Tab 10.1(ZAEH0063JP) 10.1インチ 約425g Wi-Fiモデル/LTEモデル 要る Wi-Fiモデルは実家の回線代。LTEモデルはSIMの料金
画面付きスマートスピーカーEcho Show 5(第3世代) 5.5インチ 456g(販売ページの記載) Wi-Fi 機種と設定によっては、家族側から呼び出すとつながる(条件はAmazonの公式ヘルプで確認) 実家の回線代
電話の延長で
📱
シニア向けスマホ(例:かんたんスマホ5/4)
★ 携帯回線・3つのボタン・迷惑電話対策(5は家族サポート、4は押すだけサポート)
気になる点 LINEやビデオ通話の対応は公式ページに記載がなく、販売店で確認が要る 携帯の料金プランが毎月かかる
電話をボタンで起動できるシニア向けスマホを、ビデオ通話にも使いたいときの候補です。使いたい通話アプリ(LINEなど)が入るかは公式ページに記載がないため、購入前に販売店で確認してください。かんたんスマホ5の「家族サポート」は登録を対面でする仕組みなので、帰省に合わせて用意すると始めやすくなります。楽天のボタンの先は、かんたんスマホ4(A402ZT)の未使用品・本体のみの出品で、充電器などの付属品は付きません。ネットワーク利用制限は「▲」の表示で、販売店の保証が付いています(出品ページの記載。2026年10月23日参照)。在庫は少なめの表示でした。
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大きな画面で
📲
タブレット(例:Lenovo Tab 10.1)
★ 10.1インチ・Android 14・Wi-FiモデルとLTEモデル
向いている方 今の端末では文字や顔が小さく見える 電話はガラケーのままにしておきたい
気になる点 Wi-Fiモデルは実家のWi-Fiが必要 約425gあり、手に持つよりスタンドで使う前提
スマホに加えて、ビデオ通話用の2台目として置く使い方にも向きます。実家に回線がない場合は、LTEモデルを選ぶか、回線の用意から考えます。
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声と呼びかけで
🖥️
画面付きスマートスピーカー(例:Echo Show 5 第3世代)
★ 5.5インチ・約2MPカメラでビデオ通話・声で操作
向いている方 タッチ操作が苦手 着信に出る操作が続かない(家族側から呼び出す機能を使う場合)
気になる点 実家のWi-Fiが必要 親が操作しなくても映る使い方には、本人の了承と安全設定が要る
家族側から呼び出す「呼びかけ」の条件は、Amazonの公式ヘルプで確認してから使ってください。置く場所は、親が普段座る位置から画面が見える高さにしておくと話しやすくなります。
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介護保険は使える?
スマートフォン・タブレット・画面付きスピーカーは、介護保険の福祉用具貸与・特定福祉用具販売の種目一覧に載っていません。購入費の支給対象(特定福祉用具販売)の品目にも、通話のための端末はありません。個別のケースで対象になるかは、ケアマネジャーか市区町村に確認してください。
見守りセンサー(認知症老人徘徊感知機器)を介護保険で借りたい場合は、ケアマネジャーか親が住む市区町村に相談してください。まだ要介護認定を受けていない場合の進め方は「親の介護は何から始める? 」にまとめています。
介護保険の申請の流れを見る
よくある質問
ガラケーのままでビデオ通話はできる? 今のガラケーでビデオ通話ができるかは機種によるので、取扱説明書か契約しているキャリアで確認してください。電話の操作を変えたくない場合は、ガラケーを電話用に残したまま、ビデオ通話用にタブレットや画面付きスマートスピーカーを足す方法もあります。なお、ドコモの3G(FOMA)とiモードは2026年3月31日に終了しています。
Wi-Fiが無い実家でもタブレットで話せる? Wi-Fiモデルのタブレットは、実家にWi-Fiがないとビデオ通話に使えません。SIMを挿して携帯回線で通信できるLTEモデルを選ぶ方法があります。回線がない実家で使える方式は、記事「実家にネット回線がない|Wi-Fiなしで使える見守りの選択肢」で比べています。
親が電話に出ないときは? 鳴っていることに気づかない、知らない番号を警戒している、操作が難しい、など理由はさまざまです。着信音を大きくして端末をいつも座る場所の近くに置き、毎日同じ時間にかけるようにしておくと、親が着信を待ちやすくなることがあります。出ない日が続いて心配なときに頼れる近所の人の連絡先も決めておきます。介護の相談先は「親の介護は何から始める? 」にまとめています。
見守りカメラと何が違う? 見守りカメラは、親が操作しなくても家族がアプリから映像を見て話しかけられる一方、画面のない機種では親の側から家族の顔は見えません(画面の有無は機種ごとに確認してください)。スマホやタブレットは顔を見て話せますが、親が着信に出る操作が要ります。どちらも、置く前に親本人の了承を得ることが前提で、カメラ付きの機器をネットにつなぐなら、総務省が呼びかけているパスワードの設定などの安全設定も確認しておきます。
親に認知症があっても使える? 使えるかどうかは、本人の状態や慣れによって違うので一概には言えません。着信に出る操作が難しい場合は、家族側から呼び出す機能を持つ機器もありますが、突然の声や映像に戸惑う方もいます。親が操作しなくても顔が映る機器は、本人の気持ちを確かめて了承を得たうえで置き、パスワードの設定などの安全設定も済ませておきます。合うかどうかは、ケアマネジャーや家族と相談して決めてください。
この記事の根拠とした主な情報源