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ベッドからの立ち上がりが不安な方に|ベッドに付ける手すり(差し込み式・介助バー)の選び方と、すき間の確認普通のベッドか、介護ベッドか、布団か。付けられる手すりはそこで決まります
PR 本ページはプロモーション(広告)を含みます。楽天アフィリエイトのリンクを掲載しています。また、Amazonのアソシエイトとして、親ケアナビは適格販売により収入を得ています。製品の評価・順位は収益で変えていません。運営・選定方針
たとえば、帰省したときに親がベッドの端に腰かけたまま、何度か勢いをつけてからやっと立ち上がっていた。電話で「夜中にトイレへ起きるとき、ふらっとする」と聞いた。そんな場面で思い浮かぶのが、ベッドに後から付ける手すりではないでしょうか。ただ、通販のページを開く前に確かめることがあります。親が寝ているのが普通のベッドか、介護ベッドか、布団か で、付けられる手すりの種類も、介護保険の扱いも変わるからです。この記事では、どの動作でつかまりたいかを決めてから、ベッドの種類ごとに付けられる手すりを整理し、手すりまわりのすき間に体が挟まる事故について公表資料が書いている範囲を確認します。製品の寸法と価格は販売ページの表示、制度は厚生労働省の通知で確かめられた範囲だけを書いています。編集部が製品を使って比べた記事ではありません。
先に結論
最初に、親のベッドが「普通のベッド(家庭用)」「介護ベッド」「布団」のどれか を確かめます。普通のベッドなら、マットレスの下にベースを差し込むベッド用手すりです。介護ベッドなら、そのベッドのフレームに合う介助バーです(ベッドの付属品として借りるのが一般的です)。布団ならベッド用手すりは付けられないので、床に置く手すりを考えます。
家庭用ベッドに差し込む手すりは、厚生労働省の通知の定義からみると介護保険のレンタルの種目に当てはまりにくく、通販で買うなら全額自己負担が前提 です。介護保険を使いたいなら、床置き型の手すりのレンタル(要支援の方も原則対象)や、介護ベッドと介助バーのレンタル(要支援1・2、要介護1の方は原則対象外で、例外的に認められる場合あり)について、ケアマネジャー(要支援なら地域包括支援センター)に相談します。
どのタイプでも、手すりとマットレスの間などにできるすき間と、取り付けのゆるみ を確かめてください。ベッドに付ける手すりはつかまる場所を作る道具で、ベッドの側面をふさいで転落に備える柵(サイドレール)とは役目が違います。 → 3つの比較表へ
この記事でわかること
どの動作でつかまりたいかを先に決める
ベッドの種類で付けられる手すりが決まる
家庭用ベッドに差し込む手すりの見るところ
介護ベッドの介助バー
すき間に挟まる事故を防ぐために家族が確かめること
比較表と、この記事で比べる3つ
介護保険は使えるのか
よくある質問
どの動作でつかまりたいかを先に決める
ベッドまわりで手すりが要る場面は、ひとまとめに「立ち上がり」と呼ばれがちですが、実際には動作が3つ続いています。どこでつかまりたいかによって、握る位置も高さも変わります。帰省したときに、親がベッドのどこに手をついているか、ヘッドボードや壁、布団の端をつかんでいないかを見ておくと、ここが決めやすくなります。
寝返り・起き上がり(ベッドの上で握る位置)
寝た姿勢から横を向き、肘をついて上体を起こす動作です。つかまるのはマットレスの上、肩から胸の横あたりになります。この動作を助けたいなら、握る部分がマットレスの面より上に出ていて、寝たまま手が届く位置に来る手すりを選びます。ベッドのどのあたりに差し込むかで、手の届き方が変わります。
座った姿勢から立ち上がる(ベッドの端に座ったときの手の高さ)
ベッドの端に腰かけ、足の裏を床につけてから立つ動作です。つかまるのは座った体の横から少し前。手すりの高さは、ベッドの高さ(床からマットレスの上面まで)と組み合わせて考えます。同じ手すりでも、マットレスが厚ければ握る部分は相対的に低くなります。
ベッドそのものが低すぎる、高すぎるという問題は、手すりでは解決しません。座ったときに足の裏全体が床に着いているかは、手すりを選ぶ前に一度見てください。
夜中にトイレへ向かう
立ち上がったあと、最初の数歩をどこにつかまって歩き出すか、という場面です。ベッドの手すりで立てても、その先に手をつく所が何もなければ、そこでふらつくことがあります。寝室からトイレまでの動線に何を置くかは、ベッドの手すりとは別に考える必要があります。
足元の明るさについては人感センサー足元灯の選び方と置き場所 に、トイレまで行くこと自体がつらくなってきたなら寝室に置くポータブルトイレの選び方 にまとめています。
ベッドの種類で付けられる手すりが決まる
ベッドに付ける手すりは、ベッドの構造に頼って固定します。だから、どんな手すりが付くかはベッドの側で決まります。まずは次の表で、親のベッドがどれに当たるかを確かめてください。
寝ているもの 付けられる手すり 何で固定するか 手に入れ方
家庭用ベッド(普通のベッド・マットレス) マットレスの下にベースを差し込むベッド用手すり/木製ベッドにネジで留めるタイプ 上に載るマットレスの重さと固定ベルト/ネジ 通販などで購入(自費が前提)
介護ベッド(特殊寝台) ベッドのフレームに差し込む介助バー(スイング式など) ベッド側の差し込み口 介護ベッドの付属品として借りるのが一般的
布団 ベッド用手すりは付けられない ― 床に置く手すりを検討
家庭用ベッド:マットレスの下にベースを差し込むタイプ/ネジで留めるタイプ
通販で「ベッド用手すり」「ベッドガード」として売られているものの多くは、平たいベースをマットレスとベッドの床板の間に挟み込み、上に載るマットレス(と寝ている人)の重さで押さえる 作りです。ネジを打たずに付けられる反面、押さえが効かない条件では固定が成り立ちません。
そのため、販売ページには取り付けの条件が書かれています。たとえばアーネストの「つかまり君」は、薄いマットレス(目安16cm以下)や敷き布団など、製品に荷重が掛からないものには設置しないよう注意書きを入れています。山善の固定ベルト付きベッド用手すりは、床面が水平なタイプのベッドに対応し、桟に凹凸がある場合は取り付けできない、と書いています。すのこ状の床板や、桟が波打っているベッドでは付かないことがある、ということです。
もうひとつの形が、木製ベッドのフレームにネジで留めるタイプです。島製作所の「ささえ普通型」は、一般家庭用の木製ベッド用で、ベッドの床高20〜40cmまで取り付けられると販売ページにあります。ベッドに穴が開くこと、フレームの形によってはネジの位置が合わないことがあるので、取付図を見てから決めてください。
介護ベッド(特殊寝台):フレームに差し込む介助バー
介護ベッドの場合、つかまる手すりは「介助バー」「ベッド用手すり」と呼ばれ、ベッドのフレーム側にある差し込み口に取り付けます。どのバーが付くかは、ベッドのメーカーとシリーズで決まります 。通販の家庭用の差し込み式を介護ベッドに挟むと、背上げや高さ調整の動きと干渉しないかが分からなくなります。借りている介護ベッドなら、まず福祉用具専門相談員に聞いてください。詳しくは介助バーの章 で説明しています。
布団:ベッド用手すりは付けられない
布団には、手すりを差し込む床板もフレームもありません。先ほどの「つかまり君」のように、敷き布団には設置しないよう明記している製品もあります。布団から立ち上がる動作を支えたいなら、床に置くタイプの手すりが候補になります。床置き型の支え方や、置く床の条件、ベッド脇に置くときのすき間の取り方は工事なしで置ける手すりの選び方 で整理しています。
買う前に測る:マットレスの厚み・床板までの高さ・ベッド全体の高さ
家庭用ベッドに差し込む手すりを通販で選ぶなら、注文の前にメジャーで次のところを測っておきます。販売ページの数値と照らし合わせるためです。
マットレスの厚み :差し込み式は、マットレスの重さで押さえる作りです。上で挙げたように「16cm以下は不可」といった下限を書いている製品があります。
床から床板(マットレスを載せる面)までの高さ :山善の固定ベルト付きベッド用手すりは「床面高さ:5〜最大46cmまで対応」、島製作所の「ささえ普通型」は「ベッドの床高20〜40cm」と、対応する範囲を示しています。
床からマットレスの上面までの高さ。ベッドの端に座ったときの高さで、手すりの握る部分がどのくらい上に出るかをここで見ます。
床板の形。すのこか、板か、桟に凹凸があるか。引き出し付きのベッドなら、手すりの脚や固定ベルトが引き出しに掛からないかも見てください。
ベッドとマットレスをぐるりと一周した長さ。固定ベルトで巻く製品は、対応する周囲の長さ(例:全周340cmまで)が決まっています。
測った数値が販売ページの範囲から外れていたら、その製品は候補から外します。範囲の書き方が分かりにくいときは、注文の前にメーカーへ問い合わせてください。
家庭用ベッドに差し込む手すりの見るところ
ここからは、普通のベッドに差し込むタイプを選ぶときに販売ページで見るところです。見た目は似ていても、ずれを止める仕組みと、書かれている条件が製品ごとに違います。
ベースの長さと、ずれを止める仕組み
差し込み式は、ベースがずれたり浮いたりすると手すりが傾きます。ずれを止めているのは、マットレスの重さのほかに、固定ベルトや床に着く脚です。見るのは次の3つです。
差し込み部の長さと幅。山善の固定ベルト付きの製品は、差し込み部が厚み1×幅42.5×長さ69cmと書かれています。
固定ベルトがあるかどうか。ベッドやマットレスに巻いて留めるベルトが付いている製品と、付いていない製品があります。
床に着く脚があるかどうか。山善の製品は脚部が10×25cmで、裏面に滑り止めが付いています。「つかまり君」は、本体に倒れ止めバーを差し込んでネジで留める組み立てです。
対応するマットレスの厚みとベッドの高さ
前の章で測った数値を、ここで販売ページの表示と照らし合わせます。書き方は製品によってまちまちです。「床面高さ」と書いてあっても、床から何を測った値なのかが販売ページだけでは読み取りにくいことがあります。はっきりしなければ、メーカーに確認してから注文してください。
高さと、最大使用者体重(記載がなければメーカーへ確認)
握る部分の高さは、ベッドの端に座ったときに手が届くかどうかで見ます。山善の製品は床から横さん(横に渡した棒)までが52.5cm、「つかまり君」は本体の高さが約50cmで、手すり部の幅は約14cmです。
見落とされやすいのが、耐荷重や最大使用者体重です。今回確認した差し込み式の2製品(山善 KBF-8060、アーネスト「つかまり君」)は、いずれも販売ページに耐荷重・最大使用者体重の数値が見当たりませんでした。「つかまり君」は、楽天の販売店とメーカー公式店、Amazonの商品ページをそれぞれ確かめましたが、どこにも耐荷重の数値は載っていませんでした(2026年9月28日時点)。記載がない製品は、体格に合うかをメーカーに確認してから 選んでください。立ち上がるときに手すりへ体重を預ける使い方を考えているなら、なおさらです。
介護ベッドの介助バー
介護ベッドを使っている、あるいはこれから借りることを考えているなら、つかまる手すりは介助バーになります。家庭用の差し込み式とは、選び方の順番が逆です。
ベッドのメーカー・型式に合うものだけが付く
介助バーは、介護ベッドのフレームにある差し込み口に取り付ける付属品です。差し込み口の位置や形はメーカーとシリーズによって違うので、先にベッドがあって、それに合うバーを選ぶ ことになります。消費者庁の注意喚起も、ベッドや手すりの組み合わせによってはすき間が大きくなり、頭や首、手足が入り込むと書いています。組み合わせの確認は、ベッドを貸している事業者(福祉用具専門相談員)に頼んでください。
例として、パラマウントベッドの「スイングアーム介助バー KS-098A」は、開閉式のスイングアームが付いたベッド用手すりで、角度自動固定機能つき、サイズは長さ112.1×高さ(ボトム面より)41cm、重量7.9kgと、福祉用具事業者のヤマシタが商品ページに載せています。
スイング式は、開いた位置で止まっているかを確かめる
スイング式の介助バーは、アームを外側へ開くと、ベッドの端に座ったときに前方でつかまれる位置に来ます。ここで確かめたいのは、アームが決めた角度で止まっているかどうかです。つかまった瞬間にアームが動くと、体ごとバランスを崩すおそれがあります。
ポータブルトイレへ移るときに介助バーをつかむ場合も同じです。ポータブルトイレの取扱説明書には、介助バーを固定してから移るよう指示しているものがあります(寝室に置くポータブルトイレの選び方 で触れています)。
介護保険では「特殊寝台付属品」として借りる扱い
介助バーは、介護保険では介護ベッド(特殊寝台)の付属品として借りる扱いです。厚生労働省の公表資料によると、特殊寝台と特殊寝台付属品は、要支援1・2、要介護1の方は原則として給付の対象外 です。
ただし例外があります。要介護認定の基本調査で、日常的に起きあがりが困難、または日常的に寝返りが困難とされた場合は、対象になりえます。また、状態が日によって変動しやすい、急速に悪化する見込みがある、重篤化を避ける必要がある、のいずれかについて医師の医学的な所見にもとづき判断され、ケアマネジメントで必要とされ、市町村が書面等で確認した場合も、例外的に借りられることがあります。手続きの細部は自治体によって違うので、まずケアマネジャー(要支援なら地域包括支援センター)に相談してください。
レンタル料の例を挙げると、ヤマシタの商品ページでは上のKS-098Aが、介護保険を使う場合(1割負担)で月額210円、介護保険を使わない場合で月額2,100円(いずれも税込)でした。自己負担は所得に応じて1〜3割で、要支援1・2、要介護1の方は前述のとおり原則として対象外です。福祉用具のレンタル料は事業者によって違い、介護保険では上限価格の制度もあります。レンタルと購入の損得の考え方は「歩行器・車椅子は買うのとレンタル、どっちが得? 」にまとめています。
すき間に挟まる事故を防ぐために家族が確かめること
ベッドに手すりを付けると、手すりとマットレスの間、手すりとヘッドボードの間などに、新しいすき間ができます。介護ベッドの手すり・サイドレールについては、ここに頭や首、腕が入り込む事故が公表資料に繰り返し出てきます。
公的な集計(NITE、2016〜2025年)
製品評価技術基盤機構(NITE)は2026年9月17日の発表で、2016年から2025年までの10年間にNITEに通知された製品事故情報のうち、高齢者(65歳以上)が被害に遭った介護ベッドの事故は43件 で、事象別では「隙間に挟まり」が23件と半数以上を占めたとしています。NITEは「ほぼ毎年死亡事故が確認されている」と書いており、資料の図に示された年別の死亡件数を合計すると23件です。原因が判明した38件では、「誤使用・不注意またはそれが疑われるもの」が半数以上でした。
死亡事故の事例として挙げられているのは、2022年6月、80歳代の女性が介護ベッドの手すりとマットレスに首(けい部)を挟まれた状態で見つかったものです。ベッドに異常は認められず、不注意が疑われるとされています。
消費者庁も2020年9月16日、介護ベッドと柵や手すりとの間に首などが挟まれる死亡事故が毎年発生しているとして注意喚起しました。挟まり方としては、手すり等とベッドのすき間、手すり等そのもののすき間、ベッドと床の間、手すり等とマットレスの間の4つが図で示されています。
介護ベッド:JISの改正と、古いベッドで注意するすき間の目安
NITEの資料によると、サイドレールやベッド用手すりのすき間に頭や首を挟み込む事故を防ぐため、「JIS T 9254 在宅用電動介護用ベッド」が2009年に改正され、すき間の規定が見直されました。2015年にも見直しが行われています。一方で、2009年以前に製造された製品の中には、JISに適合していないものがまだ使われている可能性がある、としています。
そうした製品について、NITEは目安を示しています。NITE資料の図で「A」とされたすき間(資料の表記は「隙間」。サイドレールの内側や、サイドレールとマットレス面の間の空間)が直径120mmより広い場合、「B」とされたすき間(サイドレールとヘッドボード・フットボードの間、サイドレールどうしの間)が直径60mmより広く318mmより狭い場合は、注意が必要です。新しく介護ベッドを導入するときは、JISマーク付きの製品を選ぶよう呼びかけています。
スペーサー・保護カバーですき間をふさぐ/電動の操作の前に手足の位置を見る
NITEは、JISに適合している場合でも、すき間からベッドの外にある物を取ろうとしたり、意図せず体勢を崩したりして、頭や首、手足がすき間に挟まるおそれがあるとしています。対策として挙げているのが、使う人の身体機能や体格に応じて、スペーサーや保護カバーであらかじめすき間をなくしておくことです。消費者庁も、すき間を埋める対応品や、全体を覆うカバー・クッションですき間を埋めて使うよう書いています。介護ベッドを借りているなら、こうした付属品も福祉用具専門相談員に相談できます。
電動の介護ベッドでは、手足がすき間に入った状態で背上げなどを操作して挟まれる事故もあります。消費者庁は、手元スイッチを安全な場所に置き、利用者の手足の位置を確認してから動かすよう呼びかけています。家族がベッドを操作するときも同じです。
家庭用ベッドの差し込み式:取扱説明書の取付条件と、帰省のたびの確認
家庭用の差し込み式について、介護ベッドのJISのようなすき間の数値の目安は、今回確認した公表資料(NITE・消費者庁)には見当たりませんでした。頼りになるのは、その製品の取扱説明書が指定する取付条件(マットレスの厚み、ベッドの高さ、固定ベルトの巻き方)です。NITEも、取扱説明書を確認することで、危ない箇所や誤った使い方に気付けるとしています。
取り付けたあとは、帰省のたびに次のところを見てください。
手すりが傾いていないか。ベースが抜けかけていると、手すりが外側へ傾きます。
固定ベルトがゆるんでいないか、ほどけていないか。
手すりとマットレスの間に、頭や腕が入り込むすき間ができていないか。マットレスが寄ると、すき間は広がります。
シーツ交換やマットレスの入れ替えのあと、手すりの位置が元に戻っているか。
組み立てのネジやノブがゆるんでいないか。
親が一人暮らしなら、ここは親が自分で確かめるのが難しいところです。手すりを揺すってみてぐらつきがあれば、使うのをいったん止めて、取扱説明書どおりに付け直してください。
比較表と、この記事で比べる3つ
用途別に3つ並べます。順位ではありません。 編集部は実物を試しておらず、点数も付けていません。価格と在庫は、その金額が実際に表示されている販売ページの2026年9月28日時点の表示です。
製品 付けられる寝具 固定のしかた 高さ 耐荷重・最大使用者体重(販売ページの表示) 確認した価格
①山善 つかまり立ちできるベッドガード 木製タイプ KBF-8060 家庭用ベッド(床面が水平なもの。桟に凹凸がある場合は不可) マットレス下に差し込み+固定ベルト(全周340cmまで)、脚に滑り止め 床から横さんまで52.5cm。本体高さ76cm 記載なし(メーカーに確認) 税込9,999円(楽天・くらしのeショップ/クッションタイプは8,999円)
②アーネスト つかまり君 A-76925 家庭用ベッド(薄いマットレス〈目安16cm以下〉・敷き布団は不可) ベッドとマットレスの間に差し込み 本体高さ約50cm。手すり部の幅約14cm 記載なし(メーカーに確認) 税込6,000円(楽天・くらしのeショップ)
③山善 立ち上がり補助手すり(アルミ製) ベッドに付けない。床に置く 床置き(ハの字型の土台) 床から取っ手まで35/59/81cm 最大使用者体重の記載なし。荷重の目安:静止約100kg(静止した状態の目安。立ち上がりで体重を預けたときの上限ではないため、体格に合うかはメーカーに確認) 税込7,999円(楽天・くらしのeショップ)
普通のベッド・固定ベルト付き
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マットレスの下に差し込んで、ベルトで留める:山善 KBF-8060(木製タイプ)
税込9,999円(木製タイプを選んだ場合。ページを開いたときの表示はクッションタイプの8,999円)/耐荷重の記載なし
向いている方 普通のベッドで寝ていて、端に座ってから立つときにつかまる所がほしい ベッドの床板が平らで、販売ページの「床面高さ5〜最大46cm」の範囲に入る
気になる点 耐荷重・最大使用者体重の記載がない。体格に合うかはメーカーに確認が要る すのこや桟に凹凸があるベッドには取り付けできない
販売ページの記載は、本体が幅60×奥行83×高さ76cm(木製タイプ)、差し込み部が厚み1×幅42.5×長さ69cm、固定ベルトは全周340cmまで、床面高さ5〜最大46cmまで対応、脚部10×25cmで裏面に滑り止め付き。握る部分が木製のタイプ(KBF-8060)と、クッションのタイプ(KTB-7311、8,999円)が同じページで選べます。ベッドの横に脚が立つ形なので、ベッドの脇の通り道が狭くならないかも見てください。
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小さなL型グリップ
✋
寝返り・起き上がりの手がかりを作る:アーネスト「つかまり君」A-76925
税込6,000円/耐荷重の記載なし
向いている方 ベッドの上で起き上がるとき、つかまる所がなくてシーツをつかんでいる ベッドの脇に大きな手すりを立てると、通り道がふさがる部屋
気になる点 厚さ16cm以下が目安の薄いマットレスや敷き布団には設置できない 耐荷重の数値が販売ページに見当たらない。メーカーに確認が要る
販売ページの記載は、幅71×奥行54×高さ50cm、手すり部の幅約14cm、重量1.4kg、スチール(カチオン電着塗装)・ポリエチレン・CRゴム、日本製。L型一体構造で、ベッドとマットレスの間の好きな位置に差し込む作りです。立ち上がりがより不安な場合は2台並べて両手でつかまる使い方も紹介されています。販売ページには落下に関する説明もありますが、この製品はベッドの側面をふさぐ柵ではなく、転落を防ぐことを保証するものでもありません。
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ベッドに付けない
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床に置いて立ち上がりを支える:山善「立ち上がり補助手すり」(アルミ製)
税込7,999円/荷重の目安:静止約100kg(静止時の目安)
向いている方 ベッドの床板が合わない、ベッドに何も付けたくないという事情がある 低い位置からも握れる取っ手がほしい(床から35cmの段がある)
気になる点 本体1.5kgと軽く動かしやすいぶん、置く床の条件と使い方は取扱説明書での確認が要る 販売ページが挙げる用途はベッド・いす・ソファからの立ち上がり。布団(床)からの立ち上がりや畳の上で使えるかは記載がないため、メーカーに確認が要る 荷重の目安「静止約100kg」は静止した状態の目安で、立ち上がりで体重を預けたときの上限ではない 楽天のページは型番の表記がなく、寸法・重量・材質がAmazonの商品ページ(型番KRT-80)と一致することだけ確認している。型番は購入前に販売店へ確認を
販売ページの記載は、幅53×奥行40×高さ81cm、重量1.5kg、アルミニウム製、床から取っ手までの高さ35/59/81cm、取っ手のクッション部の幅13cm、設置面は幅53×奥行25〜最大42cm、荷重の目安は静止約100kg。ベッドやいす、ソファからの立ち上がりを支える移動式の手すりとして売られています。床置き型の選び方と、ベッド脇に置くときのすき間の考え方は「工事なしで置ける手すりの選び方 」で扱っています。
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介護保険は使えるのか
「手すりは工事不要なら介護保険で借りられる」と聞いたことがあるかもしれません。ベッドに付ける手すりについては、そう単純ではありません。根拠になる厚生労働省の通知から順に見ます。
通知の定義では、ベッドに取り付ける手すりは「手すり」とは別枠
福祉用具貸与の対象を定めた厚生労働省の通知(平成12年 老企第34号)は、貸与の「手すり」を次の2つに限っています。居宅の床に置いて使用すること等により、転倒予防もしくは移動または移乗動作に資することを目的とするもの。便器またはポータブルトイレを囲んで据え置くことにより、座位保持、立ち上がりまたは移乗動作に資することを目的とするもの。どちらも取付けに際し工事を伴わないもの、という条件付きです。
そのうえで同じ通知は、「前記(4)の③に掲げるものは除かれる」 と書いています。この(4)の③が「ベッド用手すり」で、「特殊寝台付属品」の区分に入っています。定義は、特殊寝台の側面に取り付けが可能なものであって、起き上がり、立ち上がり、移乗等を行うことを容易にするもの。さらに付属品は、特殊寝台の貸与の際に併せて貸与される付属品、または既に特殊寝台を使っている場合に貸与される付属品、とされています。
当サイトのレンタルと購入の記事 では「手すり(工事をともなわないもの)は軽度者でも原則レンタルの対象」と書いていますが、これと矛盾はしません。そこでいう工事不要の手すりは床置き型や便器まわりに据え置く型のことで、ベッドに取り付ける手すりは、通知の中で特殊寝台付属品という別枠に置かれています。
家庭用ベッドに差し込むタイプは、自己負担を前提に考える
この定義に照らすと、家庭用ベッドのマットレスと床板の間にベースを挟むタイプは、床に置く「手すり」にも、特殊寝台に取り付ける「特殊寝台付属品」にも当てはまりにくい、ということになります。通販で買う場合は全額自己負担を前提に 考えてください。
ただし、個々の製品が給付の対象になるかどうかは、保険者(市区町村)とケアマネジャーの判断になります。ここで「対象外です」と断定はできません。介護保険を使いたいなら、介護ベッドと介助バーをレンタルする方法や、床置き型の手すりを借りる方法を相談できます。介護ベッドと介助バーは、前の章のとおり要支援1・2、要介護1の方は原則として対象外です。窓口はケアマネジャー、要支援の場合は地域包括支援センターです。なお、床に置くベースをベッドの下に差し込む床置き型は、「手すり」の種目に当たりうる別の製品です。マットレスの下に挟むタイプと混同しないでください。
まだ要介護認定を受けていないなら、順番としては申請が先です。
介護保険の申請の流れを見る
まとめ:ベッドの種類を確かめてから、すき間まで見る
ベッドに付ける手すりは、ベッドの構造に頼って固定する道具です。だから選ぶ順番は、まず親のベッドの種類を確かめ、次にどの動作でつかまりたいかを決め、そのうえで寸法を測って販売ページの条件と照らし合わせる順になります。普通のベッドなら差し込み式、介護ベッドなら型式に合う介助バー、布団なら床置き型です。
そして、付けたあとも終わりではありません。手すりのまわりには新しいすき間ができ、差し込み式はゆるみます。帰省のたびに手すりを揺すって、すき間とベルトを見てください。介護保険が使えるかどうかは、ケアマネジャーか地域包括支援センターに相談してください。家の中のほかの危ない場所は「実家の転びやすい場所7つと、帰省時10分チェックリスト 」で、転倒予防の道具全体は転倒予防の道具をまとめて見る から探せます。
よくある質問
普通のベッドにも手すりは付けられますか? 付けられる製品があります。平たいベースをマットレスとベッドの床板の間に差し込み、マットレスの重さで押さえるタイプと、木製ベッドのフレームにネジで留めるタイプです。ただし、薄いマットレス(目安16cm以下)には設置しないよう書いている製品や、床板が水平でないと取り付けられない製品があります。マットレスの厚み、床から床板までの高さ、床板の形を測ってから、販売ページの条件と照らし合わせてください。
布団で寝ている場合はどうすればいいですか? 布団には手すりを差し込む床板もフレームもないため、ベッド用手すりは付けられません。敷き布団には設置しないよう明記している製品もあります。布団から立ち上がる動作を支えたいなら、床に置くタイプの手すりが候補になります。床置き型は置く床の条件(畳や柔らかい床の扱いなど)が製品ごとに取扱説明書で決められているので、その条件を確認してください。
手すりとマットレスのすき間は、どれくらいなら安全ですか? すべてのベッドに当てはまる「この数値なら安全」という基準は、今回確認した公表資料には見当たりませんでした。介護ベッドについては、NITEが古い製品で注意が必要な目安として、サイドレールの内側などのすき間が直径120mmより広い場合、サイドレールとヘッドボードの間などのすき間が直径60mmより広く318mmより狭い場合を挙げています。ただしこれは介護ベッド(JIS T 9254)についての目安で、家庭用ベッドに差し込む手すりの基準ではありません。家庭用の差し込み式は、その製品の取扱説明書が指定する取付条件を守り、すき間ができていないかを定期的に確かめてください。
介護ベッドの介助バーは、買うものですか、借りるものですか? 介護ベッドをレンタルしている場合は、介助バーも介護ベッドの付属品(特殊寝台付属品)として借りるのが一般的です。どのバーが付くかはベッドのメーカーとシリーズで決まります。介護保険では、要支援1・2、要介護1の方は特殊寝台付属品が原則として給付の対象外ですが、起き上がりや寝返りが日常的に困難な場合などに例外的に借りられることがあります。担当のケアマネジャー(要支援の方は地域包括支援センター)に一度聞いてみてください。
ベッドに手すりを付ければ、転落しにくくなりますか? ベッドに付ける手すりは、起き上がりや立ち上がりのときにつかまる場所を作る道具で、ベッドの側面をふさいで転落に備える柵(サイドレール)とは役目が違います。ベッドの側面の一部に付くだけなので、ほかの部分はあいていますし、手すりとマットレスの間には新しいすき間ができます。NITEは、介護ベッドの手すりとマットレスの間に首を挟まれた死亡事故を事例として公表しています。転落が心配な場合は、手すりを付ける前に、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に親の様子を伝えて相談してください。
この記事の根拠とした情報源