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介護ベッドは1モーター・2モーター・3モーターのどれ?|親の起き上がり方で選ぶ早見表カタログの「2モーター」「3モーター」の違いが分からない方に
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たとえば、帰省したときに親が布団から起き上がるのに何度も肘をついている。ケアマネジャーから介護ベッドを勧められてカタログを開くと、「2モーター」「3モーター」と並んでいて、何が違うのかが分からない――この記事は、そうした場面で迷っている方に向けて、モーターの数が何を表しているのか と、親の起き上がり方や介助のしかたからどう選び分けるか を、メーカー公式の説明と厚生労働省などの資料をもとに整理したものです。編集部はベッドを実際に試していません。仕様はメーカーと販売ページの記載で書いています。
先に結論
モーターの数は、ベッドの中で別々に動かせる場所の数 です。動く場所は背上げ・脚(膝)上げ・高さ調節の3つで、3モーターならこの3つを別々に動かせます。
ただし同じ2モーターでも、フランスベッドの説明では「背と脚」、パラマウントベッドのレントでは「背(または背と膝の連動)と高さ」と、動く場所がメーカーで違います。カタログでは数よりもどこが動くか を見てください。
目安としては、背上げがあれば自分で起き上がれる方は背上げのある機種から、おむつ交換や車椅子への移乗など介助が多い方は高さ調節のある機種 から考えます。どれが合うかは、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談してください。介護ベッドは、介護保険では原則として要介護2以上の方が借りられる用具です。要介護認定を受けている場合は、買う前に介護保険で借りられるかを確かめてください。 → 起き上がり方の早見表を見る
この記事でわかること
モーターの数で何が変わる?
3つの機能で楽になる場面
親の起き上がり方で選ぶ早見表(目安)
背上げのときに気をつけること
買う前に測る・確かめること
比較表と、比べた3台
介護保険で借りる場合
よくある質問
モーターの数で何が変わる?
電動の介護ベッドは、寝る面(ボトム)が背・膝(脚)・足先のように分かれていて、モーターでその板を持ち上げたり、ベッド全体を上下させたりします。動かせる場所は背上げ・脚(膝)上げ・高さ調節 の3つです。モーターが1つなら動かせるのは1か所(または連動した1組)、3つなら3か所を別々に動かせます。
背上げ・脚上げ・高さ調節の対応表(1・2・3モーター)
カタログでの呼び方 背上げ 脚(膝)上げ 高さ調節 説明の出どころ
1モーター(背上げ用) 動く 背と一緒に動く機種がある(脚だけは動かない) なし パラマウントベッド「レント」、フランスベッド「電動ベッドの選び方」
1モーター(高さ用) なし なし 動く パラマウントベッド「レント」
2モーター(背と脚の型) 動く 背と別に動く なし フランスベッド「電動ベッドの選び方」
2モーター(背と高さの型) 動く(背だけ、または背と膝の連動) 背と連動してだけ動く 動く パラマウントベッド「レント」「楽匠フィット Xタイプ」
3モーター 動く 背と別に動く 動く 両社とも
同じ「2モーター」でもメーカーで中身が違う
フランスベッドの「電動ベッドの選び方」では、2モーターは背上げと脚上げで、ベッドの高さを上下させる機能(ハイロー)は3モーターから付く、と説明しています。同社のグランサスは、2モーターに後から昇降の機能を足せる機種です。
一方、パラマウントベッドのレントの2モーターは、背の角度調節(背だけを動かすか、背と膝を連動させるかを切り替えられる)とベッドの高さ調節です。同社の楽匠フィット Xタイプの2モーターも、背の単独調節か背と膝の連動に、高さ調節を組み合わせたもので、膝だけを動かすことはできません(背と膝を連動させるには、組み立てのときに部品の付け替えが要ります)。
つまり「2モーター」と書いてあっても、高さが変えられるかどうかはメーカーと機種で決まります 。ネットの比較記事でも説明がそろっていないので、メーカーのカタログで、どこが動くかを確かめてください。3モーターは、両社とも背・脚(膝)・高さを別々に動かせます。
「◯モーター」は介護保険の区分ではない
介護保険で介護ベッドにあたる「特殊寝台」の条件は、国の告示で決まっています。サイドレールが付いている(または付けられる)ことと、背や脚の角度を調整できる機能か、床板の高さを無段階に調整できる機能のどちらかを持つこと、の2つです。モーターの数による区分はありません。「1・2・3モーター」は、メーカーのカタログでの呼び方です。
なお、国の「福祉用具の選定の判断基準」は、特殊寝台の電動の機能を「背上げ、脚上げ、高さ調節」の3つにまとめています。この記事の「別々に動かせる場所の数」という説明も、この3つに合わせています。
3つの機能で楽になる場面
国の判断基準は、特殊寝台を、分割された床板が動くことで起き上がりなどの動作を補助する福祉用具と位置づけています。3つの機能がそれぞれどんな場面に関わるかを、機能の説明の範囲で整理します。
背上げ:起き上がり・食事の姿勢
背の板を持ち上げて、寝た姿勢から上半身を起こす機能です。起き上がるときに、上半身を途中までベッドに起こしてもらう形で、起き上がりの動作を補助します。パラマウントベッドのレントは、背ボトムが水平から0〜75°まで動くと公式ページに書いています(メーカーが示す動く範囲で、使うときに何度にするかの目安ではありません)。
食事のときに上半身を何度起こすかは、むせやすさや体の状態で変わり、医師や言語聴覚士・理学療法士が決めるものです。食べるときの姿勢の整え方は「食事中にむせる・体が傾く方の食べる姿勢 」で説明しています。
脚上げ:背を上げたときのずり落ちを減らす
膝の下の板を持ち上げる機能です。背だけを上げると、体が足のほうへずり落ちやすくなります。背と膝を連動させるなど、脚(膝)の板も使うことで、このずり落ちを減らす使い方があります。どう動かすのがよいかは、福祉用具専門相談員や訪問看護師などに相談してください。パラマウントベッドの3モーターには、背と膝を連動させて動かす「らくらくモーション」が付いています。
高さ調節:立ち上がり・おむつ交換・車椅子への移乗
ベッド全体を上下させる機能です。低くすると、ベッドの端に腰かけたときに、足の裏が床につく高さに合わせやすくなります。高くすると、おむつ交換やシーツ交換のときに、介助する人が深く前かがみにならない高さに合わせやすくなります。
ベッドから車椅子やポータブルトイレへ移るときは、ベッドと座面の高さをそろえやすくなります。移乗の道具と手順は「ベッドから車椅子へ一人で移せないときの道具選び 」、ベッドの横に置くトイレは「ポータブルトイレの選び方と、寝室での置き場所 」で扱っています。寝たまま髪を洗う場面でもベッドの高さが関わるので、「寝たまま洗髪の道具の選び方 」も参考にしてください。
親の起き上がり方で選ぶ早見表(目安)
下の表は、今の起き上がり方と介助のしかたから、どの機能を先に考えるかを並べた目安です。どのモーター数が合うかは、ケアマネジャー・福祉用具専門相談員に相談してください。介護保険の欄は、借りられるかどうかを決めるものではありません。当てはまるかどうかは、ケアマネジャーと市区町村が判断します。
今の起き上がり方・介助 先に考える機能 介護保険で借りる場合の見通し
何にもつかまらずに起き上がれる方 電動ベッドがまだ要らないこともあります。立ち上がりが不安なら、ベッドに付ける手すりから考えます 国の判断基準では、つかまらないで寝返り・起き上がり・立ち上がりができる場合は、特殊寝台の使用が想定しにくいとされています
手すりやベッド柵につかまれば起き上がれる方 手すり(介助バー)で足りるかを先に確かめます。電動ベッドを買うなら、背上げのある機種 要支援1・2、要介護1の方の場合、介護保険で借りられる例外(例外給付)の目安には、要介護認定の調査結果の上では当てはまらないことが多いです(医師の意見をもとにした確認の仕組みは介護保険の章 で説明しています)
背上げがあれば起き上がれる方 背上げ。腰かけたときに足が床につく高さに合わせたいなら、高さ調節も 要介護2以上なら原則として借りられる用具です。要支援1・2、要介護1の方は原則対象外で、例外に当たるかはケアマネジャーと市区町村に確認します
介助が必要な方(おむつ交換・移乗がある) 高さ調節。背と脚を別々に動かしたいなら3モーター、背と高さで足りるなら「背と高さ」の型の2モーター(パラマウントベッドのレントなど) 同上
何にもつかまらずに起き上がれる方・つかまれば起き上がれる方(手すりで足りるかを先に確かめる)
この段階では、ベッドを替える前に、今のベッドに手すりを付けて起き上がりと立ち上がりを支える方法があります。差し込み式の手すりや介助バーの選び方、すき間の確かめ方は「ベッドに付ける手すりの選び方 」で説明しています。夜中にトイレに起きたときのふらつきが心配なら、「離床センサーの選び方 」も合わせて読んでみてください。家全体の転びやすい場所は「転倒予防の介護用品 」にまとめています。
背上げがあれば起き上がれる方
背上げで上半身を起こしてから、横を向いて足を下ろすという流れで起き上がるなら、背上げのある機種が候補になります。背上げだけの1モーターでも起き上がりは助けられますが、背を上げたときのずり落ちが気になるなら脚(膝)も動く機種、腰かけたときの足の着き方を合わせたいなら高さ調節のある機種を考えます。
介助が必要な方(おむつ交換・移乗がある)
ベッドの高さを変えられないと、介助する人はそのベッドの高さのまま、前かがみで作業することになります。家族がベッドの横で介助する時間が長いなら、高さ調節のある機種を考えます。高さ調節があるのは、「背と高さ」の型の2モーター(パラマウントベッドのレントなど)、3モーター、高さ用の1モーターなどです。機種によって違うので、カタログで確認してください。
「将来のために最初から3モーターを」という声もありますが、国の判断基準は、電動の機能(背上げ・脚上げ・高さ調節)を日常的に使わずにベッドの上の動作が自分でできている場合は、貸与を続ける必要があるかを検討する、としています。今の起き上がり方と介助のしかたで決め、状態が変わったらケアマネジャーや福祉用具専門相談員と見直す、という進め方が考えられます。状態が変わりそうなら、機種を替えやすいレンタルも選択肢になります。
背上げのときに気をつけること
背抜き・衣服のシワ・お腹の圧迫
国の判断基準は、特殊寝台を使うときの注意として、次のことを挙げています。
背や脚の板を動かしたあとは、床ずれを防ぐために「背抜き」(背中を一度ベッドから離して、引っ張られた皮膚や服を戻すこと)や、衣服のシワ直しをする。
長い時間背を上げたままにしたり、寝た姿勢から何度も背上げをしたりすると、床ずれができやすくなる。
背を大きく上げるときは、お腹の圧迫や、脈・血圧などの様子にも気をつける。
モーターの数が多いほど床ずれを防げる、というものではありません。床ずれが心配な場合は、マットレスを含めてケアマネジャー・主治医に相談してください。赤みの確かめ方は「床ずれ(褥瘡)の初期サインの見つけ方 」で説明しています。
手足の位置を確かめてから動かす・リモコンの置き場所
消費者庁は令和2年9月16日の注意喚起で、電動ベッドのリモコンがベッドの下に落ち、拾おうとしてベッドと床の間に挟まる事故や、背上げ・膝上げのときに腕や脚がベッドからはみ出ていて、手すりとマットレスの間に挟まる事故が起きているとしています。手元スイッチは安全な場所に置き、使う方の手足の位置を確かめてから動かすよう呼びかけています。
製品評価技術基盤機構(NITE)の令和5年8月31日の発表では、2013年から2023年7月末までにNITEに通知された、高齢者が被害者の介護ベッドの事故は49件で、そのうち死亡が23件、重傷が16件でした。内容別では、ベッド周りのすき間に挟まる事故が22件、ベッドの下に挟まる事故が4件、転倒が7件、火災が6件、その他が10件です。NITEに通知された製品事故の件数で、起きた事故のすべてではありません。同じ発表は、電動車いすと介護ベッドの事故を合わせた件数のうち、製品の不具合以外が原因の事故が半数以上だったとし、手足がすき間に入った状態でリクライニングを操作すると挟まれるおそれがある、と書いています。
サイドレールや手すりのすき間の確かめ方、古いベッドのすき間のふさぎ方は「ベッドに付ける手すりの選び方 」で詳しく扱っています。夜間の見守りでベッドのすき間が気になる場合は、「夜中に何度も起こされて眠れない 」も参考にしてください。
買う前に測る・確かめること
寝室の広さ・起き上がる向き・床の強度・搬入経路・コンセント
国の判断基準は、特殊寝台の選び方の注意として、重さで床が傷まないよう床の強度を確かめること、比較的大きな場所を取るので部屋の形・出入り口の位置・起き上がる方向を考えて置き場所を決めること、を挙げています。たとえばこの記事で比べたパラマウントベッドのレント 3モーターは、販売ページの記載で全長203cm、質量は91cm幅が80.5kg、83cm幅が78.5kgです。
ベッドの外寸に、介助する人が立つ場所と、車椅子やポータブルトイレを置く場所を足した広さがあるか。
親がいつも起き上がる向き(右か左か)に、降りる場所が取れるか。
古い家で床がへこむ場所がないか。心配なら工務店やメーカー、福祉用具専門相談員に確かめる。
玄関・廊下・階段を、梱包のままの大きさで通れるか。
ベッドの近くにコンセントがあり、コードが通り道をまたがないか。
最低床高(床からボトム上面まで)とボトム・マットレスとの相性
「最低床高」は、床からボトム上面(マットレスを載せる板の上の面)までの高さがいちばん低いときの値です。実際に寝る面は、マットレスの厚み分だけ高くなります。メーカー公称値では、パラマウントベッドのレントが床からボトム上面まで22〜62cm(最低床高22cm)、楽匠フィット Xタイプが約21〜64.5cm(超低床の取り付けにすると15〜58.5cm)です。
販売ページや比較記事にある「高さ62.9〜102.9cm」のような数字は、ヘッドボードなどを含めたベッド全体の高さ(全高)のことが多く、最低床高とは別物です。腰かけたときに足が床につくかを考えるときは、ボトム上面の高さにマットレスの厚みを足して考えてください。
マットレスは、背や膝の板と一緒に折れ曲がる柔らかさが必要です。国の判断基準も、マットレスやサイドレールなどの付属品で背上げ・膝上げ・高さ調節が妨げられないよう、合う機種を確かめるよう求めています。マットレスはベッドとは別に選ぶもので、寝ている時間が長い方は、床ずれ防止用のマットレスをケアマネジャーに相談してください。汚れ対策のシーツは「介護用の防水シーツの選び方 」で説明しています。
リモコンのロック機能・保証・組み立てと設置のサービス
NITEの「介護ベッドの事故防止対策報告書」(令和4年12月)は、ベッドを上下させたときにベッドの下で体を挟む危険には、リモコンの誤操作を防ぐ機能と、定期的な安全講習が有効だと整理しています。リモコンにロックの仕組みがあるかは、機種ごとにカタログで確かめてください。
モーターやリモコンの保証期間と、組み立て・設置をしてもらえるかも確かめておきたい点です。比べた3台でも、レント 3モーターは組み立て代が別途20,000円、ARTTOWNの2モーターは組み立て設置なしの要組立品と、販売ページの条件が違いました。
比較表と、比べた3台
モーターの数が重ならないように、1モーター・2モーター・3モーターを1台ずつ選びました。数値はメーカー公式ページと楽天の販売ページの記載で、価格は2026年10月22日に楽天の商品ページで確認したものです。編集部による実機の確認はしていません。
商品 背上げ 脚(膝)上げ 高さ(モーターで動くか) 付いてくるもの 大きさ(販売ページの記載) JIS T 9254の記載 価格(楽天・確認日)
①介護ベッド 電動ベッド 1モーター マットレス付きE-Trade モーターは1つ。どこが動くかは販売ページに明記なし「高さ調整可」の記載はあるが、モーターで動くかは読み取れない マットレス 約96×199cm・全高71.8cm 販売ページに記載なし 54,800円マットレス付き・E-Trade・2026年10月22日
②電動ベッド 2モーター マットレス・手すり付きARTTOWN 動く 背と別に動く 動かない床板の高さを3段階から選ぶ方式 マットレス(厚さ8cm)・左右の手すり・リモコン 宮棚なし 約97×201cm/宮棚付き 約101×209cm 販売ページに記載なし 69,800円(宮棚なし) 79,800円(宮棚付き)マットレス・手すり付き・ARTTOWN・2026年10月22日
③レント 3モーター レギュラーパラマウントベッド 動く 背と別に動く背と膝の連動(らくらくモーション)もあり 動く床からボトム上面22〜62cm(メーカー公式) ベッド本体のみ(マットレス・サイドレールは別) 全長203cm 認証取得と記載 260,490円(非課税)本体のみ(マットレス・サイドレールは別)・組み立ては別途20,000円・介護ショップちとせ
①と②の価格差は15,000円(宮棚なしの場合)で、②は背と脚を別々に動かせて、手すりとリモコンまでそろっています。③は260,490円で①②より価格帯が大きく上がり、マットレスとサイドレールを別に用意する必要がありますが、3つの中で高さをモーターで変えられると販売ページで確かめられたのは③だけです。介助が多くなってきた方は高さ調節の有無から、背上げで起き上がれれば足りる方は①②から考える、という順番になります。
1モーター
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背上げで起き上がれれば足りる方に:介護ベッド 電動ベッド 1モーター マットレス付き(E-Trade)
約96×199cm・高さ71.8cm・マットレス付き(販売ページの記載)/54,800円(E-Trade・2026年10月22日確認・変動あり)
向いている方 背上げがあれば自分で起き上がれる ベッドの高さを変えなくても、腰かけたときに足が床につく
気になる点 モーターで背だけが動くのか、背と脚が一緒に動くのかが販売ページに明記されていない レビューは6件で、判断材料としては少ない 販売ページにJIS T 9254(在宅用電動介護用ベッドの規格)の記載がない。使い始める前に、ボードとマットレスのすき間を「ベッドに付ける手すりの選び方 」の方法で確かめる
E-Tradeの楽天市場店で売られている1モーターの電動ベッドで、マットレスが付いています。販売ページには「1モーターの電動ベッド」「高さ調整可」と書かれていますが、背だけが動くのか、背と脚が一緒に動くのか、高さがモーターで動くのかは読み取れませんでした。どこが動くかは、購入前に販売店に問い合わせて確かめてください。
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2モーター(背と脚)
🛌
背上げのずり落ちも気になる方に:電動ベッド 2モーター マットレス・手すり付き(ARTTOWN)
背上げ・脚上げが別々に動く2モーター・マットレスと左右の手すり付き(販売ページの記載)/69,800円(宮棚なし)・79,800円(宮棚付き)(ARTTOWN・2026年10月22日確認・変動あり)
向いている方 背上げで起き上がれて、背を上げたときに脚の角度も変えたい マットレスと手すりを別々にそろえる手間を減らしたい
気になる点 高さはモーターでは動かない(床板の高さは3段階から選ぶ方式) 販売ページの記載では組み立て設置のサービスはなく、自分たちで組み立てる 販売ページにJIS T 9254(在宅用電動介護用ベッドの規格)の記載がない。使い始める前に、手すりとマットレス・ボードのすき間を「ベッドに付ける手すりの選び方 」の方法で確かめる
背上げと脚上げを別々に動かせる2モーターです(モーターの組み合わせは、フランスベッドが「電動ベッドの選び方」で説明している「背と脚」の型と同じです。販売ページのブランド名は、販売店と同じ「ARTTOWN」です)。ARTTOWNの楽天市場店の商品ページには、背上げと脚上げがそれぞれ独立して動くこと、床板の高さを3段階から選べること、セット内容がベッド本体・専用マットレス(厚さ8cm)・左右の手すり・リモコンの4点であることが書かれています。販売ページの記載では、製造国は中国で、組み立て設置のサービスはなく要組立品です。レビューは37件で平均4.54でした(2026年10月22日の表示)。介助でベッドを高くしたい場面が多いなら、高さ調節のある機種と比べてください。
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3モーター
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おむつ交換や移乗の介助がある方に:レント 3モーター レギュラー(パラマウントベッド)
背・膝・高さが別々に動く3モーター・床からボトム上面22〜62cm(メーカー公式)/ベッド本体のみ・260,490円(非課税・送料無料)・組み立ては別途20,000円(介護ショップちとせの販売ページの記載・2026年10月22日確認)
向いている方 おむつ交換や車椅子への移乗など、ベッドの横での介助がある 背と脚を別々に動かしたい
気になる点 ベッド本体のみで、マットレスとサイドレールは別に用意する
パラマウントベッドの在宅向けの低床電動ベッドです。メーカー公式ページでは、レントのシリーズとして最低床高22cm、背ボトム0〜75°、膝ボトム0〜30°と記載され、3モーターには背と膝を連動させる「らくらくモーション」が付いています。楽天の介護ショップちとせの商品ページには、全長203cm、全幅99.7cm(91cm幅)/92.7cm(83cm幅)、質量80.5kg/78.5kg、床面の高さ22〜62cm、JIS T 9254の認証を取得、組み立て代は別途20,000円と書かれています(規格の詳細はメーカーに確認してください)。型番と構成によって価格が変わることがあります。購入前に販売ページで、選んだ型番の価格を確認してください。介護保険で借りる場合の機種や料金は、福祉用具貸与事業者とケアマネジャーに確認してください。
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介護保険で借りる場合
介護ベッドは「特殊寝台」として貸与の対象(本体は購入費の支給の対象外)
介護ベッドは、介護保険では「福祉用具貸与」(レンタル)の種目のひとつ「特殊寝台」にあたります。購入費が支給される「特定福祉用具販売」の種目には入っていないので、ベッド本体を自費で買っても、介護保険の購入費の支給は受けられません。
マットレス・サイドレール・ベッド用の手すり・テーブル・スライディングボードなどは、「特殊寝台付属品」として借りられる場合があります。通知では、特殊寝台と一緒に使うもので、マットレスは背や脚の角度の調整を妨げないよう折れ曲がる柔らかさを持つもの、とされています。自費で買ったベッドに付属品だけを借りられるかは、福祉用具貸与事業者とケアマネジャーに確認してください。自己負担は1割〜3割で、所得によって決まります。親の割合は介護保険負担割合証で確かめられます。
要支援1・2、要介護1の方は原則対象外・例外給付あり
特殊寝台(付属品を含む)の貸与は要介護2以上が原則で、要支援1・2と要介護1の方は原則として対象外です。ただし、国が示す状態に当てはまると判断されれば、例外的に借りられる場合があります。
要介護認定の調査結果で判断する場合の目安は、「起きあがり」か「寝返り」の項目が「できない」とされていることです。何かにつかまれば起き上がれる程度だと、この調査結果による例外の目安には当たらないことが多いです。ほかに、医師の意見をもとにケアマネジャーが必要と判断し、市区町村が書面で確認する仕組みもあります。親御さんが当てはまるかどうかはケアマネジャーと市区町村が判断するので、ケアマネジャー(要支援の方は地域包括支援センター)と、親が住む市区町村に確認してください。
要介護度ごとの状態の目安は「要支援1〜要介護5の目安と区分の違い 」、まだ認定を受けていない場合の進め方は「親の介護は何から始める?最初の電話と要介護認定の手続き 」にまとめています。
費用の目安は「レンタルと購入」の記事で
借りる場合の料金は事業者ごとに違い、国は商品ごとに全国平均の貸与価格と貸与価格の上限を公表しています。買う場合と借りる場合の費用の比べ方は、「歩行器・車椅子は買う?借りる?介護保険レンタルの対象と費用相場 」で説明しています。実際の料金は、福祉用具貸与事業者とケアマネジャーに確認してください。
介護保険の申請の流れを見る
よくある質問
手動の介護ベッドとの違いは何ですか? 介護保険の特殊寝台の条件(告示)には「電動」という言葉はなく、背や脚の角度、または床板の高さを調整できれば、手回しのハンドルで動かすベッドも条件に当てはまることがあります。違いは動かし方で、手動は介助する人がハンドルを回し、電動はリモコンで動かします。どちらが合うかは、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談してください。
2モーターで足りますか? 何が必要かによります。同じ2モーターでも、フランスベッドの説明では「背と脚」、パラマウントベッドのレントでは「背(または背と膝の連動)と高さ」が動きます。背上げで起き上がれて、ベッドの高さを変える必要がなければ「背と脚」の型、おむつ交換や移乗の介助があって高さを変えたいなら「背と高さ」の型か3モーターを考えます。購入・レンタルの前に、カタログか販売ページでどこが動くかを確認してください。
レンタルと購入、どちらがいいですか? 介護ベッド(特殊寝台)は、要介護2以上の方は原則として介護保険で借りられます。要支援1・2、要介護1の方は原則として対象外ですが、国が示す状態に当てはまると判断されれば、例外的に借りられる場合があります。借りられるかどうかと自己負担額は、ケアマネジャー(要支援の方は地域包括支援センター)と市区町村に確認してください。状態が変わったときに機種を替えやすいのはレンタルです。認定がない方や対象にならない方は、自費での購入か自費レンタルになります。費用の比べ方は「歩行器・車椅子は買う?借りる?介護保険レンタルの対象と費用相場」で説明しています。
停電のときは背を下げられますか? 機種によって違います。停電やリモコンの故障のときに手で戻す方法があるか、バッテリーがあるかは、取扱説明書かメーカーの窓口で確かめてください。買う前に、販売店に「停電のときにどうするか」を聞いておくと安心です。
マットレスは別に買う必要がありますか? 商品によって違います。この記事で比べた①②はマットレス付き、③はベッド本体のみでマットレスは別です。別に用意する場合は、背や膝の板と一緒に折れ曲がる柔らかさがあり、ベッドの幅と長さに合うものを選びます。寝ている時間が長い方は、床ずれ防止用のマットレスをケアマネジャーに相談してください。
この記事の根拠とした主な情報源